◇プロットの書き方4「2万文字完結を目指す時」
前回説明書きすぎて疲れましたぁ。
今回は、ゆるーく私の話をしていきたいと思いまーす。
さて
私はプロットを書かずに、そのまま小説にすることと、しっかりプロットを書くことの2種類の書き方をしてます。
しかし、書かない方は頑張っても10000文字以内。
書く方は頑張っても50000文字以上。ということで、中編がかけないんです。
とにかく短い話のプロットの作り方が下手なのは間違いない。ということで、ちょっと考えてみて、試してみました。
いつもプロットを書くときは、始まりから順番に書いて行きます。
そしてその場その場で思いついた展開をひたすらかきこみ、最後に起承転結に分ける。というやり方をしてきました。
その最中に考えていることは「これを問題提起としよう」「これを山場にしよう」「これを苦悩にしよう」「これをオチにしよう」って事です。
特に山場に関しては、作ろうとすると大事になりがちでした。
例えば
2人の人間が旅をする物語をつくったとして、最終的には一緒に理想郷へいくとしましょう。
すると理想郷を守る番人と戦うという山場を考えました。
さて、バトルはどんなものがいいのか。頭脳戦か、魔法戦か。協力して勝つのがいいな。と考える。
そうだ。それまで仲が悪かったのに協力する展開にしよう。
仲良くなるきっかけとして過去の話をしよう。
二人の過去を書くために、過去を知る人物を出そう。
…………あ、長くなるな。
という感じで、最初短編を書くつもりだったのに、なぜか長編になってしまうのです。
困りましたぁ。
そこで、以下のポイントに気を付けてプロットを練り直しました。
【簡単なプロットで通じる話を作ること】
【オチを一言で表すこと】
【最初は山場を作らないようにする】
【最初から起承転結をたててつくる】
【1シーン1文で構成する】
ということで、まず起承転結をそれぞれ書いていきます。
それぞれ1シーンを3つ用意して表現する。
書く順番は私の場合ですが、起、転、結、承です(笑)これが立てやすくて。
起
・男女が喧嘩しながら旅をしている
・旅をした理由が語られる
・命の危険が起きたらお前を見捨てると男が女へ言う。
承
・崖を歩いていて、落石により男が落ちるのを女がたすける。
・雨宿りしながら、助けた理由を男が女へ問う。
・過去の話をする。
転
・目的地へ到着する。
・番人が現れる
・バラバラに攻撃するが勝てない
結
・共に協力しようと言い出す。
・倒す
・理想郷の扉を見つけ、二人で開く
さて、ふとここで「ここは長くなりそうだな」というところが見えてきます。
[承]です。
また、ワンシーン追加したくなる。[結]の理想郷をみた二人のシーンです。
[結]にそのシーンを追加する。
[承]を削る。
この二つをイメージして、修正します。
起
・男女が喧嘩しながら旅をしている
・旅をした理由が語られる
・命の危険が起きたらお前を見捨てると男が女へ言う。
承
・崖を歩いていて、落石により男が落ちるのを女がたすける。
・理由を男が女へ問うと、女は過去の話を仄めかす。「男が何かを思うシーン」
転
・目的地へ到着する。
・番人が現れる
・バラバラに攻撃するが勝てない
結
・共に協力しようと言い出す。
・倒す
・理想郷の扉を見つけ、二人で開く
・理想郷を見て二人であるき始めるシーンでエンド
はい。どこを削ったかわかるでしょうか。
本当は雨宿りしながらが、ドラマ的で描きたかったのですが、そこをあえて削りました。
代わりに、女に過去を話すのをやめさせ、仄めかすシーンに変更。
これにより男は女の過去へ思いを馳せるシーン。つまり「男が何かを思うシーン」というのが入り、すこしドラマチックに変更されました。
描写する部分が減ったと思います。
まだ曖昧になっている部分があります。
[結]の倒す。です。ここを考えます。
協力して倒すのがいいでしょう。
・どちらかが囮になる。
・二人で攻撃する
こんな感じかな。と想像します。
男にここで借りを返させよう!と思い立ち、囮になってもらうことに。理想郷の扉に勝手にむかう男を番人が止めようとし、それを背後から女が倒す。
そういう流れにしよう。となりました。
となるとここはワンシーンとはいえないので、長くなる予感がします。
文章量の割合をここで決定します。
全2万文字想定の場合。
起2500:承6000:転4500:結7000
とか適当に想像して、そういうイメージで後は書いていきます。
次にテーマなどをきめます。
え、いま!? って感じですよね。
はい。最初に考えておっけーです。むしろその方が普通だとおもいます。
ですが私はテーマというのが本当に苦手でして……。
なにそれ美味しいの状態なんです。
テーマの話は次回にしようと思います。
それでは。
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