◇プロットの書き方 5「テーマとか色々」
前回大まかなテーマを決めるところまでお話ししました。
今回は、その後に行うテーマの設定の話。
だからタイミングおかしいやろ。普通最初やろ。
ええ、ごもっとも。でも苦手でそれを考えると変になるので、最初に考えるのはやめました。
プロットできてから、本文を書く間に考えて、重視してかけばええやん。
そう思ったわけですね。
では、早速。
決めるのは
・テーマ(事象的題材)
・裏テーマ(精神的題材)
・メッセージ(作者が伝えたいこと)
です。
言葉の意味に関してはいろんな意見があると思います。
テーマとは、何を訴えたいかである。とする書籍もあれば、ただの題材。という人もいますね。
私個人的にはなんでもいいんじゃないかと思ってるんです。結局何が必要なのかというと。
①どういう話なのか。一言であらわすと
②どんな感情を書きたかったのか
③読者にどう思ってほしいのか。
とかそんな感じなんじゃないかなと。それに私は言葉を勝手に当てはめて
①がテーマ
②が裏テーマ
③がメッセージと付けました。
さて、前回のお話しを見ていただかないとうまく話せないのがなんとも言えませんが、簡単にいうと
「男と女が旅をして、理想郷を目指している。二人は仲が悪い。しかし男が女へ抱いていた疑惑や信頼できない精神状態が変化していく。最終的には理想郷の番人に対して、二人は協力して戦い理想郷にたどりつく」
というお話です。
そしてここでもう大体の①、②、③を語ってしまいましたね……。
①テーマ(事象的題材)
「男と女が旅をして、理想郷を目指す」です。
②裏テーマ(精神的題材)
「男が変わっていく姿と協力するところ」
主人公を男とした場合。彼がこの話の中で変わる点は、女との交流により、誰かを信じることを知る。とか、あるいは「〇〇のような女はきらい」というベースがありそれが崩されたことで、思い込みが矯正され一歩成長するというのが主人公のポイントかな。と思います。書きたいのはそこですね。
③メッセージ(作者が伝えたかったこと)
私が最も苦手とするところです。
この物語で何を伝えたかったのか。
いってしまえばこれはないことが多いんですが、捻り出します。
そうですね…………………。
うーん。
うーん。
……………。
「目指す場所へ行くためには一人では行けない」でしょうか。
例えば人間は一人じゃ生きていけないとか。そういう系。
とすると、そこに焦点を置いたセリフを入れるとわかりやすそうです。
ああ、そうだ。
主人公に「俺一人でいい」とか言わせておいて、「二人でよかった」的なことを最後に言わせよう。ああ。赤面させてもいい。ツンデレだ。うふふふ。
と気持ち悪い想像をしてしまいましたが、これで主人公が性格が決まりました。
うん。なかなかいいプロットを立てられた気がします。はい。
このあと、さらに細かいプロットをつくるもよし、さっと書き出すのもよし。結末から書くのもよし。セリフから書くのもよし。です。
私はセリフが少なくなりそうだな。と思った時はセリフから書きます。
さて、どうでしょうか。
こんなに細かくプロット立てる時の考え赤裸々にしてる人もめずらしそう。そうでしょう。そうでしょうとも!。え、そうでもない? そうってことにしてくださいな。
これは今のところのやり方で、うまく行っているといえばうまくいってます。
ただし、これで面白いものが書けるかは別の話。
ストーリーを考えるのがうまい人は、そんなありきたりな展開かよwwってなってしまったかもしれませんし、テーマを重じる人から見たら、テーマがないじゃん。となるかも。本来は最初にテーマを決めるんだよってツッコミもあるかも。
ただ、私としては楽しくかけそうだなと思いましたが。どうでしょうか。
また、前回の三幕構成にあてはめられないような話になっている気がします。なのでこれを三幕構成にし直したりしてプロットを細かく練るのもありかも。
私はある程度目処がつくと、プロットを細かく作るのをやめてしまうので、そこが難点だなぁと思っております。
軽くて雑な話になりがちなのはそのせいです。
さて、大体ここでプロットの書き方について語れたのではないでしょうか。
またいずれプロットの書き方が変わったら、こんな話をするのもいいかもしれませんね。
それでは。
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