第239話 おこぼれ ①

「なぁ。合コン行こーぜ」


誘ったら顔を顰めたこいつには、同郷の俺ぐらいしか、まだ喋れる相手がいない。


顔が良くて実家が金持ちの坊ちゃんだからか、警戒心が強い。

つか、人見知りが激しいのか?


でも、今日は一緒に来てもらうぜ。


向こう側の主催者から、おこぼれニャンニャン、貰っちゃったからなー。




★☆★


大学に入学して1ヶ月経ったかどーかって時期かな。

"こいつ"の実家が金持ちとかを、頭と尻の軽い女子達にバラしたのは主人公。

「仲良くなりたーい」の御要望に、「じゃあ」って感じですかね。


「させてあげたんだから」っていうのは、おこぼれですよね。




☆★☆


次のお題は〖前触れ〗

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