第224話 ライフセーバー ② *

「た…す…けて」


虐待を受けている子供からの電話を受けて、救助に向かうのが私の仕事。

住む所を用意して、生きてくも教えてあげる。

里親候補や求人者との面接で、マッチングできたらセーブ完了。


バイバイ。

来た時とは段違いの笑顔で去っていくあの子が、新天地でどうなろうと、私は知~らない。




 ★☆★


 孤児院オーファネージは、親を亡くしたり、親から捨てられた子供(愛を欲しがる子供)が入り、救児院造語は、止むに止まれぬ事情があったとはいえ、親を捨てた子供(愛を諦めた子供)が保護される場所、って感じかな。

 なもんだから、里親候補っていうのは少なくて、この世界での成人に達するまでの間に、一人で生計を立てられるように指導する職業訓練校って色合いが濃いかも。


 主人公の主要な仕事は、『連絡をくれた子供を保護し、救児院まで連れて行く』と『救児院の子供の雇用主探し』ってところかな。で、空いてる時には、退所間近の子供の特性とか、向いてる仕事を探るのに救児院に行ったりもする…とか。


 でも、まぁ。雇用主探しが難しいんだろうね。

 普通の雇用主は、ちゃんとした保護者や後見人、紹介者のいる身許の解り、後々まで保証が得られる人を雇用したがるんじゃない?

 だから、ちょっとぐらい怪しくても、(まぁ、いっか)みたいな。

 そして、最終的に、児童本人が、雇用主のとこで働く事を承諾した、って形をとるんだろうね。


毒親って危機から救助して、救命処置を行い、娑婆(家とか病院とか)に送る迄が、ライフセーバーの仕事。

 


『虐待児童SOSシステム』みたいな話を書いた気がするんだけど、どこで書いたか解らない。(/・ω・)/モウ、オドルシカナイ

 思い出して、読み返さずに書いたこれと繋がってたら、リンクを貼ります。



☆★☆


次のお題は〖待ち合わせ〗

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