第207話 直談判

しかるべき話し合いの事後報告で聞かされたのは、私と彼の婚約の破談。

理由は、父に溺愛されてる妹の彼への横恋慕。

ほとぼりが冷めた頃、改めて、妹と彼の婚約が結ばれるとの事。

哀しいけれど…諦めるしかないのね。



嘘。

戦場にいる彼が、婚約破棄の異議申し立てを父に直談判しに帰国して来るですって?




★☆★


んっと。

主人公とその婚約者の婚約破棄の話し合いは、主人公の両親と婚約者の両親の間で行われたんだな。

婚約者の両親サイドは、主人公の家の娘であれば、姉でも妹でも、どちらでも良かったから、主人公の両親の"婚約者の差し替え"の提案を受け入れたんだ。


ところが、まぁ…主人公と同じく、貴族の義務として出征し、物理的に蚊帳の外だった婚約者は、主人公だったから政略結婚する事に同意してたのに、その相手が変更になったと知り(両親からの手紙とか、家に残していた報告者?)、急いで、帰ってきたんだな。



☆★☆


次のお題は〖らしさ〗

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