「もう…別れるしか…ないよね」

「そうだな」

あっさりと同意した俺の横顔を、顔を上げたカノジョは、しばらく見つめていたけれど、

「さよなら」

と、席を立って出ていった。

愛してる

俺の事なんか吹っ切って、誰かと幸せになって欲しい。

君を他人に託すのは、身がよじれるほど辛いけど。

★☆★

主人公は、カノジョに何か嫌われるような事をしたんだろうね。そして、最後通牒とばかりに別れを切り出したんだろう。カノジョの方は、主人公が反省して謝れば許すつもりだったんだろうけど、思い虚しく同意されてしまった、と。

だけど、主人公は主人公で、某かの事情があって、わざと嫌われるような事をしていた、と。

☆★☆

次のお題は〖知ったかぶり〗

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい