第190話 アマゾン

「もう…無理…」

弱音を吐いた口にマカを主原料とした強壮剤を流し込めば、馬乗りする小麦色の肌の愛撫にいきり勃てずにはいられない。


どんなに屈強な男でも、3日も経てば、ここが天国に偽装した地獄だと解る。

ハーレム?

まさか。

アマゾネスに必要なのは、次代の女戦士を産む使い捨ての王の子胤だけ。




★☆★


アマゾンといえば、アマゾネス。

アマゾネスといえば、男は王一人。

男が一人必要な理由は、そりゃあ、やっぱり種を繋げていくためだろう。

かといって、1対1の勝負に勝ったからといって、やってきた王に自分達が支配されるなんて、まっぴらごめんだろうし、いつまでも居座られたら異母姉妹しか産まれないし、その間に、他の強い男もどこかで産まれているだろうから、できるだけ短いスパンで、次の血を入れたいんじゃないかな。

王になれるとホイホイやってきた男は、子胤を搾り取られるだけ搾り取られて死んで、ピラニアの餌にでもなるんじゃね?



☆★☆


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