第137話 すりガラス

夕方、スーパーで会った後に着替えてないなら、あの赤い服を着ているのが、彼女に違いない。

すりガラスでよく見えないが、きっと窓に背中を向けていて、彼女の前には旦那がいるんだろう。


あっ! 

窓に突き飛ばされた。


彼女を助けに行きたい。


でも僕にできるのは、向かいの棟から双眼鏡で見守る事だけだ。




★☆★


まぁ…覗いているんだな。



☆★☆


次のお題は〖短編集〗

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