第134話 荷物持ち
「もたもたすんなっ! この、のろまっ!」
俺に一番当たりが強いのは、パーティの党首だ。
荷物持ちをしてる俺の肩に圧し掛かる重量を、ちょっと考えれば、そんな罵詈雑言は言えない筈だが、奴の関心が、"魔王征伐"より"ガールハント"に重きをなしている以上、仕方ない。
こいつも勇者の器じゃないな。
★☆★
"実力派"の呼び声高いパーティの臨時調理師兼荷物運びとして仲間になってるオッサンだが、その正体は『勇者審査の選定員』であった。
☆★☆
次のお題は〖初雪〗
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