第133話 雲の上
『両親とも身分が低いから』とか『兄上がいるから』とか、言い訳ばかりだったあの人は、新たな主上の信頼厚く、位階こそ、まだ従四位上ではあるものの、
賤しい身分の私なぞに妻問うた貴方の許を去り、貴方を雲上人に押し上げた、あの日の私が私の誉。
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藤原冬嗣
初代蔵人頭の一人。
最初の妻(藤原美都子)が、彼の長男を産んだ時、彼の年齢が既に28歳であった事から、当時の慣例として、それ以前に『妻がいた』可能性が高いそうです。
また、彼のお母さんは、身分が低く、彼の父親の妻であったにも関わらず、天皇の手がついて、異父弟が生まれたものの、その異父弟は親王と認められていないっていう。
なもんだから、若かりし頃に、母親の親族系で通っていた女性が、いたんじゃないかな~と。
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次のお題は〖荷物持ち〗
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