第130話 くすぐる

「ひゃぁん」


背中を指で一筋なぞれば、

爪先立ち、背中を仰け反らせて、高い声で喘ぐ。


キュンです。


調子にのって、脇腹を摘まむようにくすぐってやれば、


「いやぁ。もう…やめ、て、よぉ」


体をくねらせ、紅く上気した顔で哀願してくる。


キュンキュンです。


可愛すぎて、あたしの燻る恋心がくすぐられる。




★☆★


と、主人公(♀)は、無害な友人を装いつつ思ってるんだな。



☆★☆


次のお題は〖過去形〗

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