第115話 あなた疲れてるのよ ⑤

「大丈夫?」

と聞いてくるマネージャーに、俺は笑顔で、

「大丈夫」

と返す。


この『大丈夫』は、もちろん強がりなわけで、そんな事は、彼女の方も百も承知だ。


ベンチの、俺の隣に座りながら、

「もう、世話が焼けるなぁ。大丈夫なわけないでしょ。解ってる? あなた疲れてるのよ」


なんていう青春に憧れる。




★☆★


大学の新入生かな。

とある運動系サークルのマネージャーと思われる女子(2年のお姉様か?)から、勧誘ビラを受け取り、そのサークルに入った自分を妄想したんだね。



私の妄想する、彼の妄想の展開としては、

マネージャーは、ベンチの横に座った彼に栄養ドリンクを渡した後、

「どうせ、初めての一人暮らしで、ろくなもん食べてないんでしょう。仕方ないないなぁ。ご飯、作りに行ってあげようか」

と、耳元に呟くのだ。

そして…(〃ノωノ)



☆★☆


次のお題は〖相互作用〗

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