第113話 標準語

無口なクールイケメン。

それでいて、さりげなく優しくて、

話す言葉は、丁寧な標準語。

その上、実家はお金持ちとくれば、

競争率は激しい。


熾烈な戦いに勝利して、

田舎に帰って、お父様の会社で働くという彼と結婚したけれど…。


知らなかったわ。

方言で話す彼が、こんなに表情豊かなお喋りだったなんて。




★☆★


別に、「それだから彼女は幻滅した」って事じゃないです。

ただ、まあ。純粋にびっくりした、と。



☆★☆


次のお題は〖高笑い〗

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