第063話 魔法学校 ★

息子は、魔法学校に通っている。


勉強の教え方は懇切丁寧だし、

体育の着替えや、

美術や習字のお片付け、

それから、給食の配膳とかも、

魔法で一瞬で終わるから、

その分、友達と遊ぶ時間も多いらしい。


「ランドセルの中身、明日の時間割になれ」


「たっくん。家は学校じゃないんだから、自分でやりなさい」




★☆★


学校(建物)が、意志を持っていて魔法を使うんだ。

幼稚園から中学校までの一貫教育。

保育士さんや先生もいるにはいるが、学校(建物)が魔法を使って出した保育士さんや先生もいて、細やかなケアをしてくれる。


幼稚園や小学校低学年の頃は、それこそ手取り足取りで世話をしてくれ、徐々に、黒板消し等といった日直の仕事ぐらいしかしてくれなくなる。

(但し、授業の理解度のケアは万全)

で、中学になると、魔法の無い実社会に慣れさせていく(学校(建物)がしてくれるから、お片付けとかは苦手になるから)…って感じかな。



☆★☆


次のお題は〖甘い匂い〗

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