第022話 がんじがらめ ①

ミワが悪い咳をしている。


「最後に一緒に遊びましょう」

そう言って布団を出て、廊下の壁をよろよろつたい歩くミワの後ろをついていけば奥座敷。


ドンッ


「あっ」


六方のお札の結界の呪縛は、私を雁字搦めに。


「ごめんなさい。座敷童子。

 大刀自の私が死ぬからと、

 この家を没落させるわけにはいかないの」




★☆★


座敷童を結界で封じて閉じ込める、ってーのは、ありきたり、っちゃあ、ありきたり…なんだけど、他を思いつかん。

つか、140字で納まるネタが無い。

文字通り、雁字搦めのエッチくささ匂わせオチあり話なんて、当然、140字じゃ無理だし、思い付いてもいない。


六方=四方の壁と床と天井。


☆★☆


次のお題は〖耳元〗

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