第015話 匿う
人里を外れた山小屋には、
人のよさそうな婆が一人きりで住んでいて、
囲炉裏にかけた団子汁を差し出され、
俺はすっかり油断していた。
「うっ。何を、いれた」
「ひひっ。お尋ね者を只で匿うと思ったかい?」
くっ。
知っていたのか。
やられた。
体が熱い。
「男は50年ぶりかのぉ。しっかり楽しませとくれ」
★☆★
山姥であったと。
そして、金太郎を産んだ…わけではないが、そうかもしれない。
☆★☆
次のお題は〖驚天動地〗
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