第19話
冒険者ギルドの会議室に集まっているギルドマスターと僕とガンジスとスキンヘッドの大男くんとマーベスさん。
なんかガンジスがこの街に来たのには理由があるらしく、僕も含めて
「さて、と……だ、大丈夫なのか?」
口を開いたギルドマスターは、未だに金玉を押さえているガンジス。
「う……お?……やべぇ。痛みが全然痛みが引いてこない」
ガンジスは表情を白く染め上げ、口を開く。
「んー。これってばつながる精索が軸としてねじれてちゃっているのかなぁ」
「ん?ん?……お前は一体何を言っているんだ?せ、せいさく?」
「うん。そうだよー。あれ?知らない?精巣捻転」
「……は、初めて聞く言葉だが……」
「そっかー。じゃあ、簡単に言うとね。金玉がそれにつながる精索(せいさく)を軸としてねじれて血管が締め付けられるため血流が途絶し、最悪の場合、金玉が壊死するこ種なしになっちゃうね。アハハ」
「……ッ!?」
「笑い事ではないだろッ!?」
僕の言葉にこの場にいた全員がぎょっと目を見開く。
「え、壊死……種無し?……え?お、俺……子供望めないん?だ、大家族を作る予定なんだけど……」
ガンジスは子犬のような……悲しそうな表情を浮かべ、呆然と呟く。
「いや、普通に治せば良いんだよ。ちょっと金玉触るね」
僕はガンジスの金玉へと腕を伸ばす。
「んー」
手を動かし、金玉の中のねじれ具合を確認していく。あ、ちゃんと捻じれている。僕の一発でねじれるとは……いやぁ、弾け飛ぶかな?とは思ったけど……ねじれるとは思っていなかったよね。
「これは右回り……いや、左回り……そうだね!よいしょ」
僕は勢いよくガンジスの金玉をねじる。
「おっふッ!?」
「ふー。これで問題ないはず」
「おっ……い、痛みが引いた……?」
「うん。ちゃんと治したからね。そりゃ引くでしょ」
僕はちゃんと現代医療のガイドラインに乗ってて捻ったからね。
これで治らなかったら手術する必要あるし……手術なんて僕は出来ないので、腐って壊死して体に悪い影響が及ばないように潰すことしか出来ない。
いやぁー、普通は素手での方法なんてうまく行かないからうまく行って良かったよ。
「よ、良しなのか……?とりあえずはこれでようやく会議が出来るな!」
あとがき
近日、カクヨム甲子園に出す『ふたなりおちんぽ精巣捻転伝〜女の子に転生した僕は神拳、ゴールデンボール神拳で世界最強の座を目指します〜』を投稿するので楽しみにしていてください。
題名にピー音は必要でしょうか?僕はまた謝るべきでしょうか?(エロ要素のある別作品のあとがきでも僕は謝った)
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