第0.1話 魔女とも呼ばれた悪魔的な少女の幼い後悔と更改


何にでも終わりはある。

そう初めに綴ったのはわたし。

その言葉が、わたしの脳裏に離れなくなったのも、わたしが自分にかけた枷だった。

どうせすぐ消えるとばかりに感じたこの身体は、私の魂に酷く適合したらしい。

そう、感覚を測り違えてしまったみたいなの。

測り違えたんじゃないね、

測るのを辞めたんだった。

自分の感覚も痛いの。

人との間隔も痛いの。

わたしは特別を与えられた身でありながら、

新たな特別のため才を潰し、

新たな賽の目に全てを賭けた。


だからかな、わたしはエンドロールに名を残すには恐ろしくも永く生きながらえすぎてしまったと感じてしまう。


どの時にも散り際はある。

本来のその時間を独壇場で舞い上がったわたしは、本当は価値のなく果てるはずだった。


でも、

独りの【真相審理繰り返しの聖女】であるわたしの最期で、最後の最高に残酷なお願いだよ。


聞いてくれるって、わかるから話すんだ。


わたしの望んでいた

巡り来る愉快な悪夢も

移り変わる四季に身を投じる日常も

偶像であれと願う理想も護らなくていいから。



アンコールに応じたのは、わたしじゃないのだから幕引きは私が決めてもいいでしょう?



わたしのためだけにいきてよ、

囚罪月帝しゅうさいげってい

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