実際に感想を書いてみよう

感想の書き方・とっかかり方

感想を書けない人というのは、漠然と書こうとしているからである。何を書こうとしているのかもわからずに書くのは、難しい。

例えば、メモを取ろうとしても何をメモしようか決めていなければ、何も書くことが出来ない。イラストはさらに分かりやすい、何の絵を描こうとしているのか決めていないと、何も描くことは出来ない。つまり、何について書くのかを決めることで感想は書けるようになるのである。


【感想の基礎】

感想は、思ったことや感じたことを、”作家さん”に向けて伝えるファンレターのようなものである。なので、好きを伝える手段であり、指摘や誹謗中傷するために使うものではない。それは基本感想とはいわない。そのまま、指摘という。


1 方向性を決めよう

a・感想で、どんな気持ちを伝えたいのか?

b・または、作家さんにどんな気持ちを与えたいのか?


a例:面白かった。嬉しかった。気分爽快だった。楽しかった。

続きが読みたくなった。続編が読みたい。

b例:褒めて喜んで欲しい。嬉しい気持ちになって欲しい。元気をあげたい。


これが決まっていないと、何を書こうか決めるのも難しい。

方向性を決めると、何について書くのか決めやすくなる。


1 面白かった。

どの部分が?

具体的に、どの部分で面白いと感じたのか、何故面白いと感じたのかを記載する。


2 嬉しかった。

どの部分を読んで嬉しいと感じたのか?

嬉しいと感じるのは、共感による場合が多い。

良くしている場所が出て来たり、自分と同じ考えを持った登場人物が出て来たり。誰のどんな部分についてどう思ったからまたは考えたから、嬉しいと感じたのか記載する。


3 気分爽快だった。

これは、悪を倒したり、イヤなやつが痛い目を見たり。そんな時に感じると思われる。具体的にどの辺でそう感じたのか記載する。


こんな感じで、自分の思ったこと考えたことを書く。


**

【流れの作り方】


感想を書く時は、何故その作品に感想を書こうと思ったのかを一言入れると、流れが作りやすくなります。


例:主人公の境遇と自分の境遇が似ていて、共感を得たので感想を書かせていただきます。


挨拶のようなものですね。

他には、


例:いつも拝読しています。作品の大ファンです。本日は勇気を持って感想を書かせていただきます。


こんな感じ。挨拶から入ると話しやすいのと一緒で、流れが作りやすくなります。


【項目例】

1 この作品に感想を書きたい!と感じた理由

2 一番好きな場面、セリフ

3 ドキドキハラハラした部分

4 この作品を読んで学んだこと

5 もし、自分が○○の立場だったらなら(○○は登場人物)

6 一番感情移入した登場人物

7 物語のその先を想像する

項目は、慣れてきたら自分でカスタマイズできる。作品の傾向に合わせて内容を変えることもできる。


(この物語は架空です)

実際の例:


とても面白い作品だと感じたので、感想失礼します。

この物語を読んで、主人公に一番感情移入をしてしまいました。トイレでのエピソードには大変だなと思いつつも、笑ってしまいました。彼はあの後、無事に脱出できたのでしょうか? 次の更新が楽しみでなりません。まさか、トイレに入っている時に、異世界に飛ばされるとは思いませんよね。しかも、トイレごと、洞窟に飛ばされ、外にゴブリンが待っているとは。 とってもハラハラしました。流せたのが幸いだとおもいます。配管はどこに繋がっていたのかなど、想像が膨らみます。

もし、自分が彼の立場だったらとりあえず出るものも引っ込むと思いました。彼は冷静に判断できて凄いなと感じました。主人公が、薄毛のお兄さんというのも面白いです。異世界で髪が増えるという発想も面白いです。彼はこの後も、増毛の為に現実と異世界を行ったり来たりするのかと思うと、その理由に笑いが止まりません。次の更新では、増毛魔法でゴブリンと戦うんじゃないかと想像します。次回の更新楽しみにしています。

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