胃痛に悩まされてー日記(前半)
○月○日――
我が家にて。
いろいろありすぎて、疲れたが……。
明日からはいよいよ仕事なので、ますます疲れるだろう。
だから、書けることだけでも書いておく。
こんなに胃が痛いのは、けして食べ過ぎのせいだけではないだろう。
どうもずっと精神的に緊張状態が続いているようなのだ。それで、きりきりと胃が痛む。
人と会うのは疲れる。
まず、神官のラン・ロサ様には驚かされた。
それから、癒しの巫女のアリア。明るく楽しい人だが、圧倒された。
夕食は、まだ食べられず。
煎じた青渋草は、それなりに効いたが。
アリアのところで買い物に慣れたせいか、その後、生活必需品を買いそろえることができた。
細かいお金があったので、支払いに困らずにすんだ。カシュやリリィには、本当に感謝している。
明日学校に行ったなら……あの子に……マリに会えるだろうか?
会えたら、心を開いて笑顔を見せてくれるものだろうか?
明日が不安だ。
ラインヴェールとは、うまくやっていけるのだろうか? ほんの少し、ラン・ロサ様を恨みたくなる。
彼は、きっと……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます