第4話 日常
あれからまたしばらくして、この生活にもだいぶ慣れてきた。
今のところ何事もなく平和な日々が続いてる。
「颯杜さん…」
「ん?なんだ?」
「颯杜さんっていつお仕事してるんですか??」
「……は?」
「いや、なんかこう…極道だと敵対組織とピリピリしてて…とか?」
「いや。昔はあったんだろうが、今は厳しくなってるからな。そう簡単に抗争なんてないんだよ」
「なるほど…」
「あったとしても銃刀法に引っかかるから無理だしな」
「…」
「…まぁ、何かあったとしても…萌果。お前だけは絶対守るから安心しろ」
「はいっ」
その日は天気が良くて私と颯杜さんは、縁側で日向ぼっこしながらお喋りしていた。
「ちょっと!なんで2人だけでまったりしてるんすか!」
「駿さん!」
「仲良くなるにはこういうのが1番だろ?」
「むーっ。俺も仲間に入れてくださいよー!」
「駿、お前。颯杜さんと萌果さんの邪魔するなよ」
「一葵だって思うだろ?俺も萌果ちゃんと仲良くしたいんだよーっ」
「…駿。今日は特別だぞ?」
「やったー!!あざっす!」
駿さんがほっぺを膨らませて文句を言ってくるから、''可愛いなぁっ''なんて思っていたら一葵さんが止めに来てくれたんだけど。
結局、颯杜さんが折れてみんなでお喋りすることに。
その内、綾人さんと涼さんも来て縁側でのお茶会…?のようなものが始まった。
牡丹組はみんな仲良しだと感じた時間だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます