六 占い師高山大仙斎

 奈津実と逢って話をしてから、四・五日が経っていた。

 亜紀子は、その後ふたりの仲がどうなっているのか、気になってしょうがなかった。耕平もふたりのことなんて、どうでいいというような素振りで過ごしていたから、なおさら気になってしょうがなかった。

 どうしても気になって仕方がないので、それとなく耕平に聞いてみようと思った。

「ねえ、耕平。徹ちゃんと奈津実ちゃん、その後どうなっているのか、あなた何か知ってる…」

「何だよ…。母さん、まだそんなこと気にしているの…」

「そりゃぁ、気になるわよ。だって、ふたりともあんなに悩んでいたのに、気にならないあなたのほうが、よっぽどおかしいわ…」

「へ、そうですかね…。どうせ、馬も喰わない…いや、犬も喰わないってヤツだろう。そんなもの、いちいち気になんかしてられないよ。まったく…」

「そんなこと云うもんじゃありませんよ。ふたりとも、あんなに悩んでいたから母さんは、なんとか元どおりにしてあげとしいたのに、そんな云いかたはないと思うわ…」

「だったら云うけどね。母さんが何をしたか知らないけど、あのふたりは、他人の恩なんてこれっぼっちも考えちゃいないよ。

 今日だって、ふたりで仲良く歩いてるんだよ。腕なんか組んじゃってさ…。ホント腹立つ…」

「まあ、それはよかったじゃないの。元に戻ったのね。よかったわ…。

 そんなことより、耕平。あなたも早くいい女を見つけきゃ、ダメよ。他人のことばかり羨んでないで…」

「ちぇ、またそれかよ…。別にオレは、山本のことなんか羨んでませんよーだ。さあ、オレも出かけてこようーっと…」

 亜紀子から矛先を向けられた耕平は、当てもなくブラっと外に出て行った。

 家は出てきたものの、耕平の足は自然と公園に向かっていた。

『ちぇ、どうせ公園に行ったって、またあのふたりがイチャついているんだろうな…。面白くもない…。もし、いたらイヤミのひとつでも云ってやろう…』

 耕平が公園にやってくると、案の定山本と奈津実が、ベンチに掛けて何ごとか話しているのが見えた。ふたりに気づかれないように、ゆっくりと近づいて行ったが、耳のいい奈津実がすぐに気がついて振り向いた。

「あら、耕平くん。ひとりでお散歩…」

「どうした…。耕平、しょぼんとして…」

 ふたりとも、まるで他人ごとのように言った。

「お前ら、いい加減にしろよな…。あれだけ他人に心配をかけといて、うちのおふくろにも挨拶なしかい…」

「あ…、ごめん、ごめん。オレたちも何となくバツが悪くてさ。そのうちお礼に行くからさ、お前からおばさんによろしく云っといてくれよ。頼むよ…」

「ちぇ、お前らホントに調子が良すぎるぞ。自分たちが困ったときだけ、おふくろのこと頼ってさ。うまくいったら挨拶もなしなんて、最低も最低だよ。オレは帰る…。さよなら…」

 それだけ言うと耕平は、いまきた道を踵(きびす)を返すように帰って行った。

「ちょっと待てよ。耕平…、アイツ相当頭に来てたみたいだな…。どうしよう…」

「そうよね…。耕平くんが怒るのも当たり前だわ。あたしたち自分ことばかり考えていて、おばさのことすっかり忘れていたんだもの。

おばさんは、あたしたちのことを心配して、いろんなことを話しくれたわ。それなのに、あたしたちはおばさんのことも考えずに、自分たちのことばかり話してた。

 ねえ、徹さん。耕平くん家(ち)に行きましょう…。そして、おばさんに謝るのよ。行きましょう…」

「よし、行こう…。このままじゃ、耕平にあんなことを云われたままで、寝覚めが悪くいけねえや…」

 こうしてふたりは、いかに自分たちが利己主義であったかに気づいて、ふたりして早々に佐々木家へと向かった。

「ごめんください…」

 佐々木家の玄関を開けると、どこかに出掛けるのか耕平が靴を履いているところだった。

「何だ…。お前ら、いま頃のこのことやってきたのか…。おふくろなら茶の間にいるぞ。母さーん、山本たちがきたよー」

と、ひと声かけて耕平は出て行った。

「あら、まあ…、徹ちゃんと奈津実ちゃん。ふたりお揃いで…、どうぞ。上ってちょうだい」

「すみません。おばさん…、お礼に伺うのがすっかり遅くなっちまって…」

 茶の間に向かいながら山本が詫びると、

「いいのよ。そんなことは気にしなくても…。ただ、耕平だけがちょっとヘソを曲げてるみたいでねぇ…。ホントに困ったものだわ。あの子にも…」

 ふたりが卓袱台の前に座ると、

「でも、よかったわ。あなたたちも元の中のいいカップルに戻って…、あたしも一肌脱いだつもりだから、もう変なことでいじけたりしちゃだめよ」

 ふたりに念を押すように加えた。

「はい…、それを云われると、ひと言もありませんよ。おばさん…」

山本が消え入りそうになって頭を掻きながら言った。

「おばさん…、あたしも悪かったんです。あんな占い師のおじいさんのことを信じたりして…、でも、わかったんです。

おばさんと話をしてて、女の値打ちは子供を産むだけじゃないってことが…。だから、もう平気です。いろいろと迷惑をおかけして、本当にすみませんでした…」

奈津実も、やうやく昔通りの元気で明るい顔でにっこりと微笑んだ。

「だけど、本当に誰なのかしらね…。その占い師のおじいさん…、あたしたちには見えなくて、奈津実ちゃんにだけ見えたなんて、本当に不思議な話よね…。

 いいわ…。明日にでも、おばさんが行って調べてみるから…」

「大丈夫ですか。おばさん…、たったひとりで…。あそこは普段あまり人も行かないところですし、誰かと一緒に行ったほうがいいんじゃないですか…」

「あたしもね。子供じゃないんだから、だいじょうぶよ。任せてちょうだい…」

「そうですか…。それじゃ、奈津実。オレたちも失礼しようか…」

 山本たちは帰って行ったが、亜紀子はそこに座ったまま何かを考えていた。

 そして、翌日の午後になると亜紀子は恵比須神社のへと出かけて行った。境内では二・三人の子供たちが遊んでいたが、亜紀子が近づいていくと子供たちは、みんなしてどこかに行ってしまった。

「奈津実ちゃんが云ってた、縁日で出店の一番外れのほうって、どの辺だったかしら…」

 亜紀子はあちこち歩き周ったが、記憶が曖昧なのか判然とはしなかった。

「変ねぇ…。確か、この辺りだと思ったけど…」

 亜紀子はしばらくそこに佇んでいると、

「いやぁ、奥さん。またお会いしましたな。どうも、ご縁がありますようで…」

 と、声がして亜紀子が振り向くと、真っ白い髭を生やした老人が立っていた。

「あのぉ…、どちらさまだったでしようか…」

 亜紀子が問い返した。

「あ…、これは失礼…。奥さんには、一時的に記憶を忘れてもらっていたんじゃったわい…」「どなたさまだったのか、思い出せませんが…。もしかすると…、あなたは奈津実ちゃんの云っていた、手相を見て頂いたとかいう占い師の方でしょうか…」

「さよう。わしは手相・人相・風水占いをやっている、高山大仙斎という占い師じゃよ」

「あそうでしたか、それであたしに何かご用でしょうか…。失礼ですけど、あたしにはまったく思い出せないのですが…」

「いや、これにはいささかの子細があってのう…。

 ところで…、ひとつ聞きたいのだが、あのお嬢さんはあれからわしがアドバイスしたとおり。ただひたすら、生きていてくれるんじゃろうかのう」

「あなたでしたのね…。奈津実ちゃんに子供が産めないとか、授からないとおっしられたのは…。それでパニック状態になって、ひとりで悩んだり苦しんだりしていたみたいです。あたしがいろいろと話をしてあげたら、また元どおりの元気で明るい娘になって、徹ちゃんとも前にも増して仲よく付き合っているようです」

「おお、さようか、さようか。それは何よりじゃ…」

「それから、その娘はこんなことも云っておりました…。

 もしかしたら、あのおじいさんは恵比須神社の神さまじゃないかって…。そして人間の姿を借りて、あたしに何を告げるために現れたのではないか。とも云っておりました。あたしも話を聞いているうちに、段々そんな気になってきたのですが、あなたさまは本当に、この神社の神さまではないのでございますか…」

「ふぉっほ、ふぉっほほほ…、なんという鋭い指摘をされたものじゃわい。さすがは、わ

しの見込んだとおりのお嬢さんじゃわい。ううーむ…、いかにもわしはこの社(やしろ)に棲みついておるものじゃが、お前さんたちの考えている〝神〟とは、ちいとばかり違うんじゃよ。

 よろしいかな。よーく聞きなされよ…。そもそも、この大宇宙は最初…。いや、初めも終わりもない、まったくの無の世界じゃった…。何もないのだから、世界とも云えんかったじゃろうがのう…。

ある時、何百万兆分の一ほどの極々小さな点が、突然大爆発を起こし大宇宙ができたというわけじゃよ。そして、大宇宙は今でも膨張を続けておる。その大爆発のことを、世間の輩は『ビッグバン』などと呼んでいるそうだが、わしらの一族もその爆発によって生み出されたのじゃ。

その後、永い年月を経て地球や火星金星といった、太陽系の星々・その外数えきれないほどの星たちが誕生していった。生まれては消滅し消滅しては再生される。そのようなこうけいをどれほど見てきたことか…。

おっと…、つい昔話をしてしまったわい。そのようなわけでのう…、お前さんたちの思っているような神ではないが、もしもお前さんたちが神だというのであれば、それもまた真理かも知れんて…。

ふぉっほほほ……。さて、あなたは佐々木亜紀子さんとか云われたかな…。

あなたは、いま息子さんと住んでおられるが、あと十年も経つと息子とは離ればなれにならなくてはならぬ。しかし、それを決して嘆いてはならぬぞ。何故なら、それがあなたの持って生まれた宿命だからの…』

「ええ…、何ですって、あたしが耕平と別れ別れになる……、なぜですか…。どうして耕平と……」

 

「だが、心配はいらぬ。時代こそ違うが別れ別れにになっても、すぐにまた逢うなことになるじゃろう…。もっとも、あなたは気づかないのだがの…。

いや、これはわしとしたことが、ちとお喋りが過ぎたようじゃわい。亜紀子さんには悪いと思うが、肝心なところは忘れてもらうが、仕方があるまいて…。さあ、もうお行きなされ…。わしもちと長居をし過ぎたようじゃ、早く戻らねばならんのじゃ…」

老人に言われた亜紀子は、呆然とした表情で恵比須神社から、自宅のある方向へと帰って行った。老人に植え付けられた、偽物の記憶と占い師高山大仙斎という名とともに…。

自宅に戻った亜紀子は、しばらく気の抜けた様子でいたが、我に返るとすぐに奈津実のところに電話をかけていた。

「あ、奈津実ちゃん。あたしね。いま恵比須さまに行ってきたのよ…。

そうしたら、たまたま占い師のおじいさんがいてね…。詳しい話をしたいから、これから伺っても

いいかしらね…」

「母さん、ホントにいたの…。そんな占い師のおじいさん」

「ええ、いたわよ。奈津実ちゃんの話はやっぱり、嘘じゃなかったのよ。あたし、これからその話をしに奈津実ちゃんのところに行ってくるわ。お留守番頼んだわよ。耕平…」

「ちぇ、なんだかんだと云ったって、ただの世話好きなだけじゃないか…」

 ブツブツ言いながら、耕平は自分の部屋に戻って行った。

 それから間もなく、亜紀子の姿は奈津実の部屋にあった。

「……それでね、奈津実ちゃん。あのおじいさんは、高山大仙斎という名の立派な易者さんらしいのよ。その先生が云うには、『易・占いというものは、当たるも八卦当たらぬも八卦と申しましてな。そのお嬢さんがそれほど気にしていなさるのなら、そんなものは一向に気にしなくてもよろしい。ごく普通に、ただひたすら生きるようにとだけ、お伝えください。そうすれば自ずと道は開かれ、素晴らしい未来が待っていることでありましょう…』と、おっしゃっておられたわ…」

「あの…、おばさん。それでしたら、あたしもう全然気にしてませんから、いいんです…。徹さんも『そんなことは、どうでもいいじゃないか。子供なんていなくてもどうでもいいよ。奈津実さえいてくくれば…』って、云ってくれてますから、あたし平気です。

 それに、おばさんにもいろいろと、ご心配をおかけしてすみませんでした。本当にありがとうございました」

「そんなことはいいのよ…。でも、よかったわ。奈津実ちゃんが、すっかり元どおりの元気な娘になって…。それじゃ、あたしはこれで帰るわ。耕平に留守番頼んできたから…、それじゃ、帰るわね…」

 亜紀子は帰って行った。

『おばさんの云ってこと…、本当なのかしら…』

 部屋に残った奈津実は、ふとそんなことを考えていた。

『もし、この世に神さまがいたとしたら、「余は誠の神であるぞ」なんて云うかしら…。おばさんが嘘を云ってるとも思えないし…。こうなったら、あたしも直(じか)に行って調べてみるしかないか…』

 思い立ったら、ジッとしてはいられないというのは、奈津実も山本と一緒でさっそく恵比須神社のに出向いて行った。

 恵比須神社の境内には人っ子一人なく、奈津実が石段を一段登ろうとした時だった。

「おーい、奈津実。お前、何やってんだ。こんなところで…」

 振り向くと山本が近づいてくるのがわかった。

「あら、徹さん。別に何もしてないけど、ちょっとヒマだったから、たまには恵比須さまでもお参りしようかと思って…」

「何だぁ…。耕平ンとこのおばさんみたいなこと云って…、お前まだ高二だろう…。いつから、そんな年寄りじみたとこ云うようになったんだよ」

「まあ、失礼ね。そんなこと云うんだったら、徹さんこそお参りしたほうがいいんじゃない…。将来は有名なSF小説家になれますようにって、願掛けをして神さまにお願いするといいんだわ」

「冗談じゃないね。オレは自力で努力と才能を生かして、SF作家になってやるんだ。そんな神さまにお願いして、SF小説家になれるくらいだったら、誰も苦労しないでみんな小説家になってるよ」

「徹さんはいつも、そうやってへ理屈ばかり云ってるのね…」

「へ、何がへ理屈なもんか。この世は努力と才能がものをいうの…。今に見ていろ…。きっと立派なSF小説家になって、奈津実に楽させてやっからよ…」

「はい、はい。わかりました。あまり期待しないで待ってるから、せいぜい頑張ってなってちょうだい…」

「ちぇ…、すぐそうやって人を茶化すんだから、奈津実ー。お前はそうやって、オレの才能をまったく信じてないんだな…。こらー…」

 山本が騒ぎ出した。奈津実も調子を合わせて、

「キャー、怖い…。あたし徹さんに犯されるわ…。キャー…」

と、言って逃げ出していた。

「云ったな…。こらー、待てー。奈津実…」

 ふざけて、山本も奈津実の後を追って行った。

――仲良きとこは美しき哉…――

 どこからか、そんな声が聞こえてきたが、山本にも奈津実にも聞こえるはずもなかった。

「どうして徹さんは、いつもあたしの邪魔ばかりすんのよ…。あたしの時間に何をしようと、どこに行こうとあたしの勝手でしょう…」

「う…、それはそうだけどよ。だけど、お前。あんなところで何をしてたんだ…」

「だから、何もしてないわよ。ただ、耕平くんン家のおばさんに話を訊いたから、それで確かめてみようと思って来ただけじゃない…」

「おばさんに話を聞いた…、確かめる…。何の話しなんだよ。それは…」

「あたしの手相を見てくれた、占い師のおじいさんの話よ…。おばさんは自分は見ていないのに、本当にいるのかどうか調べに行ったらしいの。そしたらいたんですってよ…。

 そのおじいさんのは易占いをやっている、髙山大仙斎という易者さんだったって云ってたわ」

「ホントにいたのか…。オレたちはまったく気がつかなかったけど…」

「でもね。徹さん、あたしは違うと思うんだ…。何故かはわからないけどね…。きっと、あのおじいちゃんは恵比須神社の神さまなのよ。その神さまが人間の姿に化けて、あたしに何かを知らせようとして、あたしにだけ見えるように現れたんじゃないかと思うのよ…」

「お前、まだそんなこと云ってんのか…。あのね。この世に神さまなていないの…。神さまっつうのはな。人間が創りあげた想像の産物なの…。

 その証拠に、誰かいるか、『私は神さまをこの眼で確かに見ました』って云うヤツが…、いないだろう…。だって、神さまなんて最初っからいないんだから、いないものが見えるはすがないさ…。

 さあ、そんなことばかり云ってないで帰ろう。送ってってやるからよ」

奈津実も、これ以上言い合ってみても無駄だと思ったのか、黙って山本について家路へと向かった。しかし、山本には何も言わなかったが、奈津実の中にはあの占い師の老人が、恵比須神社の神さまに違いないう、核心に近いものが依然として残っていた。

 山本は奈津実を送ってあと佐々木家を訪ねていた。

「…と、いうわけで、オレが用事の帰りに恵比須さまの前を通りかかったら、奈津実のヤツが神社の石段を上がろうとしていたから、『お前こんなところで何やってんだ』って聞いたら、『ヒマだったから、たまには恵比須さまお参りでもしようと思って…』云うんですよ。

 どうも、あれ以来奈津実のヤツは、少しおかしくなったんじゃないかと思って、家まで送ってきたところなんです。おばさん、何か思い当たるようなことはないですか…」

「そうね…。別にないわね。前にも云ったと思うけど、女の娘はあのくらいの歳の頃が、一番多感な時期なのよ。だから徹ちゃんも、もう少し気長に待ってあげてちょうだい。そのうちに、奈津実ちゃんのとこだから元気で快活な、明るい奈津実ちゃんに戻るわよ。徹ちゃんも辛抱強く待っていてあげなさいよ。悪いことは云わないから…、ね…」

「ただいまー」

 耕平が帰ってきた。

「お、山本来てたのか。なら、ちょうどよかった。お前に見せたいものがあるんだ。ちょっとオレの部屋に来いよ」

 耕平は山本を連れて、二階にある自分の部屋へ上って行った。

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