二 持って生まれた宿命
三人で出かけたキャンプ場で遭遇した、突然の豪雨と雷鳴と奈津実の悲鳴で、一睡もできないまま一夜を過ごし、最初は二日の予定で出かけたキャはンプも、たった一日で切り上げ這う這うの体で帰ってきた山本たちにも、またいつもの平凡な日常が戻りつつあった。
八月に入ると、子供の頃から毎年楽しみにしていた、恵比須神社の大例祭が近づいてきた。例祭が近づくと、神社の境内では町の青年団や有志たちの手によって、山車や神輿の修理や準備が進められるのが通例となっていた。
「また今年も夏祭りの季節がやってきたか…。今年はどうするんだ…。お前は…」
風に乗って聞こえてくる、笛や太鼓の音を聞きながら山本が耕平に訊いた。
「オレは行かないよ。昔は毎年楽しみにしてたけど、もう子供じゃないんだから行かないよ。お前、行くのか…」
「オレはどうでもいいんだけど、奈津実が行きたいっていうから、しょうがねえだろう…」
「明日は宵宮だって、おふくろが云ってたけど、おふくろは行く気なのかな…」
「お前も、そうやせ我慢なんてしてないで、一緒に行けばいいじゃねえか」
「いや、行かかないよ。そんな暇があったら、少しでも勉強したほうがよほど増しだろう」
「ちぇ、勝手にしろ…。オレは奈津実とふたりで行くんだ…。ほんじゃな…」
山本と別れて家路に向かう耕平の耳に、恵比須神社から聞えてくる笛と太鼓の音が、明日は宵宮だと言わんばかりに、一段と賑やかさを増して響きわたってきた。
そして、いよいよ宵宮の日の夕方、耕平が自室で勉強をしていると、浴衣姿に着替えた母の亜紀子が入ってきた。
「あら、耕平まだいたの…。なら、ちょうどよかったわ。しばらくぶりに恵比須さまのお祭りに行きましょう…」
「オレは行かないよ。母さんひとりで行ってくればいいだろう…」
「あら、どうして…、あなたはちっちゃな時から、毎日お祭りがくるのを楽しみにしてたじゃない。それが、どうしたのよ。今日に限って行かないなんて、変な子ねぇ…」
「山本にも誘われたよ。山本のヤツは、奈津実ちゃんとふたりで行くって云ってたよ。オレは子供じゃないんだから、祭りに行く時間があったら、その分勉強してたほうかよっぽど増しだって断っちゃったよ」
「あら、まあ…、せっかく徹ちゃんが誘ってくれたに…、断ったの…」
「ああ…、どうせ祭りになんか行ったってつまんないし、山本と奈津実ちゃんとの仲を見せつけられるに決まっているだろう。だから…」
「だったら、いいじゃない。母さんと一緒に行きましょう。あなたの好きな綿菓子買ってあげるから、行きましょう。耕平」
「だから、オレはもう子供じゃないの。綿菓子なんていらないよ。そんなに行きたかったら、母さんがひとりで行ってくればいいだろう…」
「まあ、強情な子ね…。そんなに母さんと一緒に行くのが嫌なの…。母さんは、ただ耕平に金魚すくいをやってほしかっただけなんだけど、それでもだめなの…」
「金魚すくい…、あんなつまらないもの、どうしてオレがしなくちゃなんないの。あんなものは誰だってできるじゃないか…」
「あなたは昔っから金魚すくいが得意で、いままで一度も失敗したことがないから、そういうことが云えるのよ。
あたしは、いままで何回やっても一度だって、 すくえたことがないのよ。それが悔しくって、泣いて帰ったことも何回もあるわ…。それも遥かに遠い昔の話だけどね…」
「ふーん…、そうか…。そうだったのか…」
亜紀子の話を聞いていた耕平が、勉強していた手を休めて初めて亜紀子のほうを向いた。
「母さんにも、そんなことがあったのか…。よし、それじゃ、母さんのその恨み、オレが晴らしてやろうか…」
「え…、それじゃ、一緒にお祭りに行ってくれるのかい。でも、恨みだなんてそんな大袈裟なものじゃないのよ…」
「いいから、いいから、そんなことは気にしなくても、そうと決まれば早く行こうよ。祭りにさ…」
「現金な子だわね。あなたも…」
そんなわけで初めは渋っていた耕平も、母親の名誉回復とばかりに亜紀子と連れ立って祭りに出掛けて行った。
一方、山本は浴衣姿の奈津実とともに、綿菓子とソフトクリームを手に、神社の境内に並んだ出店を覘きながら歩いていた。
「ねえ、徹さん。ほら、あそこに金魚すくいがあるわ。あたしにちょっとすくってもらえないかしら…」
「金魚すくいかぁ…。耕平は得意らしいけど、オレはあんまり得意じゃないぞ。すくえなくてもよかったら、やってもいいけどあんまり期待するなよ…」
山本はやっとソフトクリームを食べ終わり、食べかけの綿菓子を奈津実に渡すと、金魚すくいの業者に声をかけた。
「おじさん、ひとつください」
山本は業者からポイをひとつもらうと、奈津実にかっこいいところを見せようと、さっそうと金魚すくいに挑んだが、あっという間にポイに張られた和紙が破れてしまった。
「くそー、もう少しだったのに…。おじさん、もうひとつください」
気の短い山本は数回続けたが、何回やってもポンがすぐに破れてしまい、結局は金魚を一匹もすくうことができなかった。
「おい、山本。もう止めといたほうがいいぞ。金がもったいない…」
山本が振り向くと耕平がニヤニヤ笑いながら、母親の亜紀子とともに立っていた。
「あ、耕平、おばさん…」
「お前、ホントに不器用なんだな…。おじさん、ぼくにもひとつください…。いいか。金魚すくいってのはな。こうやってやるんだよ。よく見ておけよ…」
いうよりも早く耕平は、西部劇映画に出てくるガンマンのような早さで、瞬くうちに数十匹の金魚をすくい取っていた。
「きゃー、ステキー、耕平くん。カッコいい…」
パチ、パチ、パチと奈津実が拍手喝采で喜んでいる。
「どうだ。山本、金魚すくいってのはこうやるんだよ。すみません。おじさん、もうひとつください」
耕平は、百円払って新しいポイを受け取ると、見る見るうちに金魚をまた数十匹すくい取ってしまった。それを見ていた見物客たちからも、いっせいに盛大な拍手を送られた。耕平もいささか恥ずかしくなったのか、すくい取った金魚を受け取ると、亜紀子のいるところまで引き下がってきた。
「でも、こんなにたくさんすくい取って、どうする気なの…。母さんはこんなに要らないわよ…」
「だったら、ひとつは奈津実ちゃんにあげればいいだろう…」
「わぁ…、ホントに、嬉しい…。だけと、あたしだって、こんなにはいらないわ…」
「だから…、母さんも奈津実ちゃんも必要な分だけ取って、あとは近所の子供たちでも誰でも、分けてあげればいいだろうって云ってんだよ」
それから四人は、金魚すくいの戦利品である、大きなビニール袋を手にして、境内に立ち並ぶ出店を見て周った。そして、出店の外れまで来た時に、『手相・人相・八卦・風水占い』と書かれた出店があった。そこを通り過ぎようとした時、占い師の白髪で白い髭を生やした老人が声をかけてきた。
「あ…。もし、そこを行く四人さん。しばしお待ちなされ…」
「あたしたちですか…」
亜紀子が立ち止まって老人に訊いた。
「さよう、あなた方四人には不吉なそうがでておるでな…。今宵は特別無料で見て進ぜるから、そこにひとりづつお座りくだされ。まずは奥さんからどうぞ…」
「いいえ、あたしたちは結構ですから…。さあ、行きましょう…」
と、亜紀子が通り過ぎようとした時だった。
「せっかく無料(ただ)なんだから、あたし見てもらおうかしら…」
「止めとけよ…。奈津実、どうせ占いなんて当たりっこないんだから…」
「だったら、いいじゃない…。おじさん、見てください」
山本が止めるのも聞かず、奈津実は占い師の前の椅子に腰を下ろした。
「どれ、それでは拝見いたしましょう。まずは、手相から見てみましょう。左手を出して開いてください」
奈津実は言われたとおり、左手を占い師の前で静かに開いた。
「おお…、お嬢さんはとても素晴らしい結婚をして、誰にも負けない幸せな一生を過ごしますな…。しかし、残念なことがひとつあります」
「え…、それはどんなことですか…」
「あなたには、一生涯子供が授からないという相が出ております」
「ええ…、どうして…、あたしは徹さんのお嫁になるんだって、子供の頃から決めていたのにあんまりだわ…。ねえ、おじさん…。おじさんの占いで何とかならないんですか…」
奈津実は占い師から、子供ができないと言われたことが、彼女にとってはよほどショックだったらしくて、自分でも何を言っているのか分からない状態で、必死になって占い師に頼み込んでいた。
「お嬢さん。人間には、それぞれ持って生まれた運命というのがあります。これを『宿る命』と書いて宿命といいます。宿命とは人間の魂と一緒で、それぞれすべて異なるものであり、その真理は大宇宙の真理そのものと合致しています。ですから、あなたという生命も宿命もともども、この宇宙にただひとつしか存在しないものなのです。
あなたは、いま生命を産みだせないと嘆かれましたが、そんなものは決してあなた方の嘆かれるほどの問題ではないのです。何故なら、生命の真の源とは大宇宙そのものだからなのです。お嬢さんは確かに子供は産みだせないかも知れませんが、その代わりに素晴らしい人生が約束されているのです。くれぐれも、そのことを信じてお嬢さんもひたすら生きてください。わたしも、これにて帰らなねばなりません。それではお嬢さん、さようなら…。くれぐれも忘れずにただひたすら生きてみてください……」
「おーい、奈津実。そんなところで何をしているんだよ…」
山本が呼んでいるので振り返って、
「いまねぇ、このおじさんに手相を見てもらっていたの…」
と言って、奈津実は占い師の老人のほうを振り向いた。しかし、そこには白髪の老人も占いに使う演台もすべて消えてなくなっていた。
「あれ、あのおじさんどこに行っちゃったんだろう。いままで、ここにいたに…」
「何やってたんだよ。こんなところでお前は、ひとりでボーとしたりして…」
奈津実のところに寄ってきた山本が訊いた。
「嘘でしょう…。だって、いま手相を見てもらっていたところなのよ。あたし…、さっき徹さんだって見たでしょう…。白髪の白いひげを生やしたおじいさん…」
「そんな人どこにもいないじゃないか…。どこにいるんだい。そんな年寄り…」
「嘘よ…。だって、徹さんだって、どうせ、占いなんて当たらないから止めとけ。って、云ったじゃないの…」
「いや、オレは知らないよ…。大体お祭りに、そんな占いなんかやってるわけないだろう。そんなことより、向こうでおばさんと耕平が待ってるんだ。早く行こう…」
「でも…、あたし絶対に見てもらったんだからね。そしたら、あたしの未来には、素晴らしい幸せが待っているって云われたのよ…」
そんなことをブツブツ言っている、奈津実を引っ張って山本は、耕平たちのいるところまで戻ってきた。
「そうだ…。おばさんに聞けばはっきりするわよ。ねえ、おばさん。さっき出店の一番外れに、占い師のおじいさんがいましたよね…」
「え…、あたしはそんな人知らないわよ…」
「だって、おばさんが一番最初に、声をかけられたじゃないですか…」
「まあ…、どうしたのかしらね。あたしはまったく覚えてないわ…」
「ほれ、見ろ。いい加減にしろよ。奈津実、寝ボケるんなら寝てからにしろよな。ホントに、まったく…」
亜紀子も知らないという、奈津実はキツネに摘ままれたように、ひとりで呆然としていた。
「だってね。あたしは見てもらったのよ゜。手相を…、そしたら、あたしの未来は幸せで輝かしいものだって云われたわ…」
「そう…、それならよかったじゃないの。奈津実ちゃん」
「でもね。おばさん、後がよくないのよ…。あたしには一生子供が授からなって云われたの…。あたしどうしたらいいのかしら…」
「あら、あら、奈津実ちゃん。そんなこと気にするなんて、奈津実ちゃんらしくないわよ。子供なんて天からの授かりものものよ。占いなんか当たるも八卦っていうでしょう。
だから、そんなに気にすることなんてないわ。それにあなたには、徹ちゃんっていう素敵な許婚(いいなずけ)がいるじゃないの。さあ、元気を出しなさい。奈津実ちゃん、うちの耕平も奈津実ちゃんみたいな、素敵な彼女を見つけてくれればいいんだけど…」
「ちぇ、またそれを云う…、どうしていつも、そこでオレが引き合いに出されなくちゃいけないんだよ…」
耕平が渋い顔をして亜紀子に言った。
「でも、変ねぇ…。その占い師のおじいさんって、いったい誰だったのかしら…。あたしらは全然見なかったけど…」
亜紀子は怪訝そうな顔でつぶやいた。
「おばさん、あたしここで失礼します…。徹さん、耕平くん。さよなら…」
奈津実は、そういい残すと三人を振り向きもせずに、走り去って行ってしまった。
「何なんだ…。アイツは、たかが占いくらいのことで…。おい、ちょっと待てよ…。奈津実…」
山本も奈津実の後を追おうとしていた。
「ちょっとお待ちなさい。徹さん…、例え占いの類いであったとしても、女には子供が産めないとか授からないという言葉は、どんな鋭い刃物よりも心を刺す時だってあるのよ。奈津実ちゃんは、あなたたちと同じ高校二年でしょう。高校二年と云えばまだ十七歳よね。女の子は十七歳くらいの時が、心も身体も一番不安定な時期なのよ。
外見は大人に見えても、心身ともに完全に安定し切っていないのね。だから、すぐに傷ついたり自殺したりする娘も多いと聞くわ。奈津実ちゃんは、明るくて優しい娘だからすぐ元気になるわ。それまでそっとしててあげましょうよ。ね…、徹ちゃん」
「わかりました。おばさん、そうします…。それにしても、ホントにそんな占い師いたのかなぁ…。耕平、お前見たか…」
「いや、オレも見てないし三人とも見ていない。しかし、奈津実ちゃんは確かにいたと断言した。うーん…、これはどんな名探偵でも、なかなか解けない難しい事件だなぁ…」
と、SF狂いの山本とは反対に、推理小説好きの耕平が眉間にしわを寄せて考え込んだ。
「さぁさ、バカなことばかり云ってないで、お祭りも見たしあたしたちも、ぼち¬ぼち帰りましょうか…。それから、今日のことは、奈津実ちゃんの前ではもう云わないようにね。あれくらいの年頃の娘は、特に奈津実ちゃんのような娘は、感性が研ぎ澄まされていて、傷つきやすいでしょうから、しばらくはそっとしておいたほうがいいわ。
そのうち、またきっと元気な奈津実ちゃんになるわめよ。さあ、帰りましょう…」
恵比須神社の例大祭は、宵宮も終盤に差し掛かり見物客たちの姿も、耕平たちがきた時よりも幾分まばらになりかけていた。
翌朝になって、耕平が起き出して居間に行くと、亜紀子が待ちかねていたように、耕平を手招きして呼んだ。
「何だい。母さん、こんな朝っぱらから…」
耕平が卓袱台に座ると、亜紀子はおろおろした様子で、一通の手紙を耕平に手渡した。
「実はね。耕平…、今しがた奈津実ちゃんが訪ねてきてね。これを耕平から徹ちゃんに渡してほしいって、手紙を置いて行ったんだよ…。なんだか、奈津実ちゃんはすごく思い詰めた顔をしてたけど、大丈夫かしらね…。耕平…」
耕平は自分の前に置かれた手紙を手に取ってみた。そこには奈津実の字で、山本徹様へと書かれてあった。
「どうして、オレを起こしてくれなかったの…。どれくらい前に来たの…」
「そうね…。十五分…、二十分くらい前だったかしら。あたしは、すぐあなたを呼ぼうと思ったんだけど、とてもそんな時間はなかったのよ…」
「それで格好はどんなだった…」
「恰好…。そう云えば、どこかよそ行きの服装をして、手には小さなスーツケースみたいのを持ってたわ…」
「ヤバいよ。それは…、オレ探しに行ってくる。母さんは山本のところに連絡しといて…」
耕平はスニーカーを引っかけると、急いで外に飛び出して行った。
『スーツケースを持っていたということは、汽車に乗ってどこか行く気だな…。よし、駅に行ってみよう。間に合えばいいが…』
そんなことをふと思いついた耕平は、行く先も考えずに慌てて飛び出してきた、自分自信を恥じながら取り敢えず駅へと向かった。
その頃、亜紀子から連絡をもらった山本も、慌てて佐々木家に飛び込んできた。
「おばさん。奈津実が置き手紙をして、どこかに行ったってのは、ホントですか…」
「ええ、本当は耕平から徹ちゃんに渡してくれって、頼まれたんだけど本人がきたんだからあたしから渡すわ。はい、これね…」
山本は亜紀子から手紙を受け取り、封を切ると一枚の便箋を取り出し読み始めた。
文面には次のよう書かれていた。
徹さん。ごめんなさい。どうか、私のことは忘れてください。
昨日、占い師のおじいさんから、あなたは子供には恵まれないと言われました。
子供が産めないということは、女にとって致命的なことであり、女としても失格です。そんな私のために、徹さんの人生に多大な迷惑をかけることはできません。
どうぞ、私よりもすばらしい女性を見つけられて、幸せにお暮しされることを心より祈っております。
徹さん。本当に、本当に、ごめんなさい。
さようなら 奈津実より
「あのバカ野郎…」
山本は奈津実の手紙を握りして泣いた。身を震わせ無言のまま男泣きに泣いた。ただ、頬を伝って零れ落ちる涙だけは、山本自身にもどうすることもできなかった。
「徹ちゃん。しっかりして…、さあ、これで涙を拭いて…」
亜紀子は、両膝のジーンズを握りしめて、うつむき加減で泣いている山本に、自分のハンカチをそっと手渡してやった。
その時、佐々木家の玄関の戸が開いた。
「ただいま…。母さん、奈津実ちゃんを連れてきたよ」
「まあ…、奈津実ちゃんを…」
「な、奈津実…」
ふたりが急いで玄関に行くと、耕平と奈津実が上がってくるところだった。
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