人類が衰退した世界線~ヒナムクの真実その2~

 瑠衣は早速、ヒナムクの家に向かった。

「なにが起こっても怒らないでよ!」

 ヒナムクが怒りながら言う。

「なにが起こっても、彼は君には怒らないと思うよ」

 蓮が突っ込む。

「街並み変わんないな」

 瑠衣は2人の話しを聞かずに、周りを見ている。

「うん。文明がロストしたからね。君が眠る前に戻ってる。

「そっか」

「ところで、瑠衣。身体に異常は?」

「ないけど」

「そ、ならいいけど、なにかあったら、ちゃんと僕に言ってね。文明がロストした原因で、あの装置も可笑しくなっていたかも知れないし」

「分かったよ」

 瑠衣は笑って返事をする。


 ヒナムクの家に着く。

「さあ、私の部屋を見て幻滅しなさい!」

 最早、逆切れである。

 瑠衣は部屋に入り、部屋の中を見る。

「なる程」

 瑠衣は苦笑いをする。

「なによ。なんか文句ある? 私の部屋よ」

「そうだな」

 部屋の中はゴミで埋め尽くされており、いわゆる汚部屋だった。


【選択】

①とりあえず、お腹が空いたので食事にしたい ⇒ 人類が衰退した世界線~ヒナムクの真実その3~に進む。

②ヒナムクの部屋は汚部屋でヒナムクの部屋の片付けを笑顔でする ⇒ 人類が衰退した世界線~ヒナムクの真実その5~に進む。

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