人類が衰退した世界線~ヒナムクの真実~

人類が衰退した世界線~ヒナムクの真実その1~

 瑠衣はヒナムクと社長こと蓮に出会った。

「知り合いだったの!」

 ヒナムクは驚く。

「叔父と甥っ子の関係。顔を見たら似ているだろう?」

 瑠衣が笑顔で言う。

「親戚だったのね」

 ヒナムクの気が重くなる。

「どうしたの? あれに、なにか、嫌なことされた?」

 蓮が聞く。

「いいえ、別に」

「そ、ならよかった。で、瑠衣」

「なんだ?」

「君のこれからなんだけど、家ないよね?」

「ああ、ないな」

「だったら、とりあえず、ヒナムクと一緒に住むといい」

「マジでいいのか!」

 瑠衣が目を輝かせる。

「ちょっと待て!」

 ヒナムクが止める。

「なんで?」

 蓮が首をかしげる。

「なんで? じゃなくって、男女が一つ屋根で暮らすって、そんな関係じゃないでしょう」

「大丈夫、君の問題も解決するから」

「問題?」

 瑠衣が質問する。

「いいから、瑠衣は彼女の家に居候になればいい」

「そうか」

 瑠衣はこのあとの行動を考える。


【選択】

①ヒナムクの家に大人しく向かう ⇒ 人類が衰退した世界線~ヒナムクの真実その2~に進む。

②街を見てからヒナムクの家へ ⇒ 人類が衰退した世界線~瑠衣の真実その1~に進む。

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