人類が衰退した世界線~社長の真実その2~

「別に構わないけど」

 蓮は瑠衣の申し出に一応聞く。

「でもさ。時間無いよ」

「分かっているさ。病魔が今、蝕んでいるんだろう」

「うん」

「んで、実際は、なにか対策があるのかい?」

「ない」

「えっ」

「ないよ」

「ワクチンは?」

「今、研究中。出来たとしても、君の身体に合うか分からないけど」

「そっか」

「で、どうする?」

「どうするって言われてもな」

「あ、でも、君の選択次第で、僕は時間を戻すから」

「メタ発言止めろ!」

 瑠衣は叫んだ。


【選択】

①やっぱり、蓮の言う通り、病気を治すことに努める ⇒ 人類が衰退した世界線~ヒナムクの真実その1~に進む。

②とりあえず、外を見て考えたい ⇒ 人類が衰退した世界線~瑠衣の真実その1~に進む。

③寝たら治るんじゃない? と楽観的な考えに至る ⇒ 人類が衰退した世界線~社長の真実その3~に進む

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