第13話 ウォツカ 1

 ウォツカは、ロシアのスピリッツでアルコール度数の高い酒だ。ロシア語の発音だとヴォートカが一番近いのだろうか。

 連続式蒸溜器で造られたアルコールを白樺の炭で濾過したものが代表的だが、ロシアでは他のホワイトスピリッツもウォツカと呼ぶこともあるので、別に拘らなくても良いらしい。

 日本で流通しているウォツカは、ロシア産はスミノフが生産量も多く、世界的にも有名だが、日本向けの生産は韓国なので純粋にはロシアのウォツカとは言えない。ストリチナヤ、ストロワヤと合わせてロシアの三大ウォツカと言って良いだろう。

 他にポーランド産が多く、水牛の好む草、バイソングラスが入れられたズブロッカ、96%のアルコール度数のスピリタス、アブソルベント、チェリーエキスを加えて熟成させたチェリーウォツカあたりが有名だと思う。

 日本でも最近は国産ウォツカを売り出している。サントリー白、ニッカ カフェウォツカ、奥飛騨ウォツカなどだろうか。カクテルベースの安いウォツカもある。

 ロシア人は、ストレートでガンガンいくようだが、日本人がそれをするのは命を縮めるだけなので、止めたほうが良い。

 カクテルにするか、ソーダ割りにするのが安全だ。後、悪戯でスピリタスのカクテルを作って呑ませた人が、傷害罪に問われたのでそれもしてはいけない。スピリタスは酒ではなく、消毒液と心得よう。

 私も意気がって、ウォツカを呑んだことがあるが、今はあまり呑みたくない。焼酎の方が楽しめる。酒はほどほどが良いようだ。

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