第5話 ワイン1

 ワインも呑む。でも高いワインは呑めない。もっぱらテーブルワイン程度のクラスのものを呑んでいる。

 1500円までのワインでもそれなりに味わいが違う。私は基本赤ワインしか呑まないが、ワインを呑み始めた頃は色々と呑んでいた。最初は、白、しかもドイツワインだった。リープフラウミルヒ(聖母の乳)と言われる甘口のワインだ。兎に角甘い。まあ、呑み慣れない人には良いのだろうが、すぐに飽いてしまった。そこからロゼを経由して、赤を呑むようになった。

 赤を色々呑むようになると、だんだん好みが定まってくる。

 自分なりに落ち着いたのは、イタリアのトスカーナワインでキャンティ・クラシコあたりになってくる。銘柄を選ばなければ、昔は1000円程度で手に入ったのだけれど、今は手が出なくなってしまった。キャンティとキャンティ・クラシコは本来は同じだったが、現在はほぼ別物だ。

 他の安いワインで私の好みなのは、チリ、オーストラリア産だろうか。ブルゴーニュ辺りのテーブルワインも安いのは呑む。呑みやすいものが多く、価格もリーズナブルだ。一本何万もするようなワインを呑む気にはならないし、呑めない。はい!負け惜しみです。

 結局、それが貧乏人だし、それを楽しもうと思う。



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