第7話
服飾デザインの専門学校を卒業して、ボクは舞台衣装の制作会社に就職した。ミシンも使えるから、ボクは衣装を作る部署に配属された。
仕事場に行ったら、先輩の中に、ちっちゃい女の子がいた。見たら、写真の中の香絵ちゃんそっくりだった。
「はじめまして~、池野かえです~」
「あっ、はじめまして~。よろしくお願いします。かえさんって、どういう字を書くんですか?」
「香る絵と書いて、香絵ですよ~、よろしくね~」
って笑ってた。
その晩から、ボクの部屋では、霊の女の子の香絵ちゃんは、あらわれなくなった。
ボクは、香絵ちゃんに、毎日、仕事のことを教えてもらった。常に、香絵ちゃんといっしょに仕事してる感じだった。
それから、ボクは香絵ちゃんと結婚した。
ディズニーランドで、結婚式をあげて、香絵ちゃんの友達も式に出席してくれた。
前に1度、写真の中で見た、カッコいい女の子の友達だった。
「香絵ちゃんをよろしくね!お幸せにね!」
って、話し方も、写真の中の姿と同様、めっちゃカッコ良かった。
「はい!香絵ちゃんと2人、幸せになります」
って答えた。
「あっ、そうだ!香絵と撮った、うちの写真見て、カッコいいって思ってくれて、ありがとうね!」
って、その友達の子に言われて、
「知ってたんか~い」
って思わず、つっこんでしまった。
はははって、その子、笑っていた。
えっちで可愛い、女の子みたいな体のあやめちゃん ヤッキムン @yakkimn
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