第4話 現在
颯から、屋根裏部屋の存在を、聞かされて思い出した、真宙は颯から、階段の降ろし方を聞いて、自分の部屋で実践したのだった。
「お兄ちゃん、何で、こんなにも便利な部屋に行き来出来る方法を黙っていたの」
真宙は、母親から、屋根裏部屋は、危ない所とキツク言われていたため、階段を降ろす事を禁止されていた。
「あ~ そうか、真宙には、屋根裏部屋禁止だから、
教えないでって言われていたなぁ、だから、黙っていたよ」
颯は、真宙に屋根裏部屋の存在を教えなかった理由を話した。
すると、真宙は、怒りが更にわいた。
「お兄ちゃん、こっそりと教えてくれてもいいじゃん」
氷の微笑で怒気を含んだ低い声で、兄に詰め寄ると、颯は。
「そんなに、怒るなよ、こっちは、お前に喋れると小遣い減らすって言われたんだよ、だから、さっきまで黙っていた」
兄である、颯は、臆することなく謝罪と理由を話した。
むくれ顔で兄をジト目で見るのは、真宙だった。
「お兄ちゃん、小遣い欲しさに、あたしには、秘密していたんだ」
「それもある、でも、もうプロのレーサーになったから、もう関係ないから、教えただけよ、母さんからは、ボクが、プロレーサーの資格が取れたのなら、真宙に話して上げてと言われていたよ」
颯は、母親の言付けを守り、プロレーサーになってから真宙にちゃんと告げた。
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