Day2-1 メイドのアルナと
2日目・早朝
昨日はいろいろあり過ぎた。
昨日の出来事をベッドの上で思い返す。
転生前の日本では全然モテなかった僕。
たくさんの女の子と出会うだけじゃなく、いろんなことをしてしまうなんて。
思い出したらムラムラしてきた。
ふと、下半身を誰かに舐められているような感覚がする。
布団の中がモゾモゾと動き出す。
誰かいる!
布団を跳ねのけると、そこには頭には赤いリボン、メイド服を身に着けたかわいい女の子がいた。
「おはようございます。朝からお元気ですね」
「何でこんな所にいるんですか?」
「ご主人様のお世話をするのがメイドの務めです」
「レイナ王女のお世話をするのが務めじゃないんですか?」
「大罪人レイナの監視はエルナがしております。本日は私アルナがご主人様のお世話をいたします」
「頼んでないんだけど……うっ」
急に強めのお世話をしてきたメイドのアルナ。
「ご主人様……どうかなさいましたか?」
「どうかなさいましたか……って?手とか舌でそんなことをされたら……」
「申し訳ございません、ご主人様。私は何か不快な思いをさせてしまいましたでしょうか」
「不快ではないんだけど……。むしろ、不快とは真逆の感覚を味合わされてはいるんだけど……」
「それでは私はご主人様のお世話をすることを、お許しいただけますでしょうか?」
アルナはさきほどまでしていたことを、急にやめてしまった。
すごく気持ちよかったのに……。
「あの、許すんで……」
「はい、ありがとうございます」
アルナはニコニコしてベットの上にちょこんと座っている。
あれ、続きはしてくれないの?
非常に悶々とするんだけど。
「何かごさいましたら、私にご命令ください」
「命令……」
さっきまで勝手にしごかれたりなめられたりしていたんだけど、命令するとなるとなんだか恥ずかしいな。
「あのアルナさん。僕のお世話をしてくれますか?」
「はい、どのようのなお世話をご所望でしょうか?」
……このメイド、Sだわ。そういや、王女様をいじめて喜ぶくらいSだったわ。
強気に出るのは恥ずかしいけど、弱気でいたら体よく扱われてしまいそうだ。
「さっきしてくれていたようなお世話の続きをして欲しいんだけど……」
「はい、承知いたしました」
……ん?
『さっきしていたお世話とはどのようなことでしょうか?』とか言って僕に具体的なことを言わそうとするのかと思ったけど、素直に言うことを聞いてくれた。
メイドのアルナは朝から丁寧に僕のお世話をしてくれた。
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