レベル20

レベルがあがりました

魔法使いに御礼を言った後の事だった

魔法使いがバジリスクを討伐してくれたから恩恵で俺にも経験値が入ったみたいだ


レベル20になっていた

レベルに気を取られているスキに魔法使いが居なくなっていた

現れた時と同様の瞬間移動の呪文だろうか?

俺は知力が低かったせいで魔法系職業にはなれなかった

魔法使いたかったなぁ

俺は洞窟を後にした


レベルがあがって新しく盗賊の能力を入手

お宝の場所に近づくと知らせてくれる機能

金属探知機みたいな機能?

それを頼りに港町に辿り着くのだった


港町だけあって魚料理が美味しかった

そんな宿屋で大食いしている女性がいた

一体あの細身の身体の何処に食べ物が入ってるのか?と思う程の量を食べている

俺は宿屋で情報収集して船を借りたいなら漁師を訪ねると良い事を聞いた

大食いしていた女性が船の事で俺に尋ねる

私も船に乗せて欲しい

意気投合して女性と宿屋を共にする


翌朝

宿屋の主人から、昨夜はお楽しみでしたね

と云われる

種を明かせば、ただ付き添い女性と美味しい料理を食べただけだった


漁師を訪ねて船を貸してくれる様に頼んだ

漁師は魔物に襲われるから船が出せなくなっているからと船を貸してくれた


女性と船で出港した

船といっても手漕ぎボートみたいな小舟である

沈没船のお宝に反応しているのか?

徐々に反応が強くなっていく

そして目的地に到着した


女性もそれを察したのか

何やらアイテムを使って海へ飛び込んだ

潜ったままなかなか上がって来なかった

海女さんだったのかな?


数十分後

女性が宝箱を持って海面に上がってきた

宝箱を船に乗せると、急いで出してと

船を出そうとした時に海面から大きな影が


クラーケンがあらわれた

クラーケンの足が襲いかかる

どうしよう?海では逃げ場がない

俺はクラーケンの足に摑まれ海に引きずり込まれた

足には吸盤があり、吸盤のせいで俺の肉を削ぎ落としていく、更に海中に引き込まれ、息が、息が、そして気を失ってしまう…


次に目覚めた時には女性から接吻を

気がついたみたいだね、良かった

女性は人工呼吸で俺を助けてくれたのだ

クラーケンは?と尋ねる

私が倒した

クラーケンを素手で倒した?

女性は武闘家である事を明かした

宿屋でもし手を出していたら命は無かった


そして宝箱を開封した

宝箱の中身は「兜」だった

女性はこの兜がどうしても欲しいと言う

君は命の恩人だ、と兜をプレゼントした


女性は、ありがとう、と言い

また縁が会ったら、とその場を後にした。















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