第31話 コロンバインの花言葉って、何?花、花…。「ありがとう♡待って!僕も、世界に1つだけの花になる!」さようなら。 日本の夏は、怖いなあ。

 「もう…エッチ」

 「あん」

 「お姉さんたちは、世界に1つだけの、花!」

 「あ…花といえば!」

 「コロンバインの、花!」

 「うひい!」

 「コロンバインの花の花言葉には、あの方が気がかりっていうものがある」

 「ひふう」

 「あの方…」

 「あの方…」

 「ああ、お姉さん!カラスマレンヤア!」

 「コロンバインの花言葉は、…ああん、ああん」

 モスキー子様のよけいな吐息が、色っぽく。

 2人(?)の蚊たちは、たくさんのことを、教えてくれた。

 「日本の、夏。甘く見ていると、まじ、死ぬわよ?」

 「夏の恐怖って、高齢者たちの生きている恐怖にも、似ている」

 「はわわあ…」

 「夏の恐怖は、なくなってほしい」

 「ええ」

 「高齢者たちにも、いなくなってほしい」

 「モスキー子様、それ、言っちゃダメですよ!」

 「あふん…」

 「じゃあね!私たちは、いつだって、君を吸いにやってきてあげるんだから!」

 「ごきげんよう!」

 「ああ…」

 「バイバイ!」

 「ごきげんようと言っても、大きなサイコロは、振らないけれどね?何が、出るかな…。何が、出るかな…」

 「モスキー子様も、勇者?」

 2人(?)の蚊は、飛び去っていった。

 「お姉さんたち、待って!コロンバインの花!あの方が、気がかり!」

 ゆ×り君も、2人(?)の蚊を追って、ジャンプ!

 でも、そこ、2階のベランダですよ。

 さようなら。

 日本の夏は、怖いなあ。


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【男だけのHな夏小説】暑い♡エッチなモスキー子ちゃんたちが、日本の夏を教えてくれます!こんな小説、夏だけ。感想も男性で! @maetaka @maetaka1998

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