第29話 「今夜は、ありがとう♡」「あなたたちコームインのことは、忘れない。チュッ」 蚊たちは、カッターナイフの刃を…。 「さようなら」 「絶○先生…」

 「ああ…学校の先生」

 「そこは、やあだあ…」

 「くそう…。俺たちは、学校の先生と、同類なのか?」

 「あ…」

 「あん、あん…ご不満?」

 「俺らは、学校の先生と、同じレベルなのか!あんな、コームインと!こうして、やる!こうして、やる!」

 「ああ、ああーん…」

 「あ…まだ戦えるって、いうの?」

 そのとき、ゆ×り君は、ある事件のことを思い出した。

 「最近は、先生って呼ばれるやつらが行方不明になる事件が、増えていたっけ…。まさか、その事件の、犯人って…」

 2人(?)の蚊は、何も、答えなかった。

 答えるわけには、いかなかったはず。

 「あれって、小学校の先生だったかしら?」

 「そうですわ。モスキー子様?」

 彼女たちは、命乞いをしてきたその男性先生に、吸血鬼伝説について、聞かされたものだ。

 「知っているか?ひひ。ある国の王妃は、とんでもなくてさ。殺した女性たちの血を浴びて、楽しんでいたっていう。ひひ」

 話に、興味がわいた。

 「私も、血を浴びてみたい!」

 「そうですね、モスキー子様!」

 学校の先生の住んでいる家、アパート、マンションへの潜入が、続いた。

 2人(?)の蚊は、エッチだった。

 学校の先生は、すぐに、彼女らを、受け入れてくれた。

 さすがは、学校の先生。もう、児童や生徒、職場仲間の先生、他校の女子の子たちには、飽き飽きしていたんだろう。2人(?)の蚊は、学校の先生と、たくさんのエッチを楽しんだ。

 そうして、先生と、ラストキッスを交わした。

 「今夜は、ありがとう。チュッ」

 「私たちは、あなたたちコームインのことを、忘れない。気持ち、良かったかな?チュッ」

 そうして、男性の口を、2人(?)の蚊の口のフタで閉じながら、そのコームインののどに、カッターナイフの刃を、押し当てて…。

 「さようなら、先生」

 「絶○先生…」



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