第2章
第30話 講義終了後
※要望がありましたので、続きを書くことに
しました。ここからは、ざまぁやハーレム
はないです。突如、ストーリーを開始して申
し訳ありません。
大地はいつも通り食堂で昼食を取り、午後に経営学の講義を受けた。
経営学の講義を行う教員は教壇に立ち、スライドに授業の資料を映し出していた。
大地は昼食後で眠気を感じながらも、手を動かして講義の内容をノートに書き留めた。
最終的に、彼は最後まで血糖上昇で発生する眠気に打ち勝ち、講義終了の時間まで教員の話を聞き取った。
大地が丁寧にボールペンやノートを片付けていた。その最中、同じく講義を受講していた生徒達は早々と行列を作りながら、室内を退出していた。
「ふぅ、そろそろ行くか」
彼は軽く深呼吸をするなり、席から立ち上がって、先ほどと比べて空いた行列に並んだ。
いささか時間が経過し、大地は大学の正門付近で太陽の日を浴びながら佇んでいた。
彼がスマートフォンの画面を注視している間に、学生達はぞろぞろと正門を通過する。
『もう少しで着きます!』
スマートフォンのロック画面にそういった内容の通知バーが伝達された。
大地は即座に既読を付け、『了解。待ってるよ』っと返信した。
「あ、発見です!!」
ある女性が大地の背中目掛けて優しく抱きついた。
男を惑わすものすごいいい香りが大地の鼻腔をくすぐった。
大地に抱きついた女性はご機嫌な様子でグッと腕に力を込めた。
「・・・びっくりしたよ」
大地は首を上手く使って後方に存在する女性に視線を向けた。
「ふふっ。ちょっと、驚かせたくて」
女性は薄く微笑んだ後、大地の背中から離れた。
そして、大地の手に自身の手を重ねた。
「それじゃあ、行きませんか?」
女性は上目遣いで大地の様子を窺った。
「うん。行こうか」
大地は女性の手をしっかり握るなり、共に足並みを揃えながら、帰路に着いた。
彼らの後ろ姿としては、両者共に背丈は160センチ程であり、髪は大地がブラック、女性はさらさらの金髪であった。
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