2―2

「……これが鉱山の中……」

「……」

 ソラとガラテアはハンスの先導の下マキシム鉱山の内部を移動していた。

「なんというか、ものすごくですね」

「ははは、これも社長の……いや、投資のおかげですね」

 二人はマキシム鉱山の独特な内部を見ながら歩みを進める。

 鉱山労働といえばブルーカラーにつきものの3K――キツい、汚い、危険が完備されている。

 採掘の工程では硬い岩盤に向けてツルハシを何度も振るい、鉱石を手軽な大きさまで粉砕しなければいけない。この時点で体力を大幅に消費する。山師たちがもれなく屈強な大男なのはこのキツい作業に耐えれるだけのフィジカルを求められるからだ。

 そしてこの粉砕、採掘作業は鉱山内部という非常に閉じた環境で行われる。運動で発生する熱は採掘が進めば進むほど内部で溜まり、発散されることはない。加えて粉砕で発生する粉塵も換気されることがないので労働者はこれをモロに吸ってしまう。激しい運動に加えて暗く、狭く、そして暑く、呼吸するだけで常にストレスがかかる環境――鉱山労働者の平均寿命は四〇前後とされており、ツルハシを握った人間で長寿は珍しい。山師たちが宵越しの金を持たないのはもしかすると、莫大な稼ぎと引き換えに自らの寿命を削ってしまった現実から目を背けるためなのかもしれない。

 それでもとツルハシを振るい、山師たちは利益のために奮闘する。そうして削れてゆく鉱山は魔鉱石という莫大な果実をもたらすわけなのだが……――

「⁉︎ あ!!?――」

 仰ぎ見れば降り注ぐ岩盤。足元に突如広がる亀裂。鉱山の崩落と山師の断末魔はいつも突然だ――鉱山はその身を犠牲にして山師たちに利益だけでなく、帳尻を合わせるように災害ももたらす。

 むやみやたらと掘り進めば鉱山内部に歪みが発生することは当然である。頭の使わない腕っ節だけの仕事だと思われがちな鉱山掘りだが、労働者の安全を考えると手当たり次第にツルハシは振るえない。採掘ルートは事前の綿密な計画に基づいて掘削され、脆い部分は適宜補強しながら進行する。

 山師にはまず強靭な肉体、そして劣悪な環境に耐えうる精神力、これに加えて危険予測と対策を行える職人レベルの知性が必要となる。鉱山労働者は体育会系が中心だが、その実そのへんのホワイトカラーよりも遥かに知的なのである。

 とはいえ作業に従事するためのハードルが高い割に、常時致命傷を負うリスクが付き纏う仕事など大金を積まれてもやりたくないというのが市井の本音。山師たちの、鉱山労働のイメージがいまいちよろしくないのは「金か死か」のギャンブルを突きつけられるからに他ならない。

「すぅ〜〜……ふぅ〜……」

 ソラも入山前は同じような印象を持っていた。ところが肺一杯に吸った空気を確かめるとマキシム鉱山に限ってはその印象を一八〇度変えることになる。

「ここ、本当に鉱山なんですか⁉︎」

 彼女の肺を満たしたのは喉の奥から水分を搾り尽くすような粉塵ではなく、高原を連想される澄んだ空気――ひょっとしたら家よりもキレイなんじゃ……――ソラは何度も確かめるように深呼吸を繰り返しては鉱山内部の大気、その透明度を確かめる。

「はは……、僕みたいなもやしでも現場監督が務まるのはひとえに社長のおかげですよ」

 二人は改めてマキシム鉱山に備えられた設備を見てゆく。

 山師たちこそいないものの、無人の鉱山は今も稼働している。

 壁の側面には青白い光を発する魔道ランプが点灯し、二人の視界を内部の奥の方まで確保している。また天井には補強ついでに換気用の魔道具が張り巡らされ、粉塵の吸収、外部との空気の循環・気温の調整を随時行なっている。道の中央にはレールが引かれており、自走トロッコは山師たちが魔鉱石を入れるのを待っていた。

 マキシム鉱山の最大の特徴、それは鉱山内部に惜しみなく導入された大量の魔道具にある。

 莫大な利益を発生させる鉱山も、所有するだけでは無用の長物。マキシム・ゴールドマンがこの金のなる木を発見した時、苦心したのは労働力の確保だった。

 この鉱山はとにかく立地が悪い。荒地という土地柄周囲に村はほとんど存在せず、そこに住む人々も何かの因習で山を恐れて近づこうとしない。採掘なんてもってのほか、マキシムがいかに労働条件を釣り上げても彼らは首を縦に振らなかったのだ。

 そこで彼は労働力確保のために前代未聞の一大キャンペーンを組むことに決めた。

 それこそがソラたちの眼前で展開している、鉱山への大胆な魔道具導入である。

「社長は元々魔道具の販売を手掛けていたんですよ」

 当初マキシム氏は鉱山運営を魔道具事業のための資金集め、サブプランと考えていた。ところが氏の目論み通り最新鋭の魔道具によって整備された至れり尽くせりな鉱山の噂が広まり、労働者が増え、経営が順調になるにつれその売り上げは逆転する。今では鉱山こそ彼の持つ事業の中で一番の収益を上げていた。

「趣味が仕事になっているのってすごいですね……」

 下手に整頓された屋内よりも断然過ごしやすい、実験施設や魔術工房と見紛うまでに整えられた環境。マキシム鉱山の魔鉱石の質は最高レベル、そのへんの石ころにも大量の魔力が含まれている。魔道具が魔力切れを起こしたところで補給の心配は無い。ゆえに鉱山は二十四時間環境整備を行える。ソラは魔道具と鉱山の脅威的な相性の良さを体感すると、マキシム氏の偉業にひたすら感心した。

「さて……」

 ここですよ。ハンスの案内の下、ソラはとうとう件の現場に到着した。

「……ここが、ですか?」

「? 何か気になることが?」

「……」

 ソラは今までの道のりと、ガラテアの発見場所を見比べる。

 山師たちが手を入れた場所には魔道具と崩落防止の補強が備えられていた。例外は現在進行中で掘削している箇所で、その箇所は狭く足元には大小様々な瓦礫が散らかっている。

 代わってガラテアの発見現場には山師たちが整備したのと同じ規模の坑道がいきなり広がっていたのだ。

「皆さんが作業用魔道具の耐久を超えた運用をしてようやく坑道が出来上がるんですよね? だとすると、いきなりこんなトンネルみたいな横穴が広がっているなんて不自然じゃないですか?」

「ああ、それですか」

 ハンスはポケットから一枚の紙片を取り出し、ソラに向けて広げてみせた。

「これは?」

「この鉱山の内部地図です」

 広げた地図には鉱山内部の詳細が記されていた。ハンスは手際よくソラへ今までの道のりと――他にも広がるトンネルを解説してゆく。

「この鉱山には大小様々なトンネル・管状の空間が広がっているんです。どうしてこのような構造になっているのか理屈はわかりませんが、とにかく天然のトンネルだらけだと思ってください」

 マキシム氏は試削の段階で各トンネルの耐久性、埋蔵されているであろう魔鉱石の質などを詳細に調べていた。現在ソラたちがいるメインストリートこそ利潤も安全性も高く……それ以外の枝道は安全性に難があるとされて山師たちには掘削が禁じられている――

「このトンネルが自然に出来たものなのか、それとも何者かの手で出来上がったのか……山師たちは後者を疑っているようなのですが……」

「……」

 ソラは改めて横道を見る。なるほど山師の立場からすればこんなに立派なトンネルがいきなり現れれば誰かが盗掘を行ったと考えて然るべきなのかもしれない。一方で、マキシム鉱山が天然のトンネルをいくつも持っているという事前知識を知っていればハンスのようにその考えに違和感を持つのだろう。

 人為的なものか、それとも自然的なものが原因なのか。いずれにしろ横穴はいきなり現れガラテアを残した……――

「……」

 ソラは魔眼鏡ルーペをかけて横穴の観察を始める。どれだけ優れた魔術師も発生させた魔力の痕跡を拭い去ることは出来ない。ガラテアという魔道具を利用していたのであればなおさらである。まず彼女はその線で捜査を始めた。

「……??」

 魔眼鏡ルーペの視界が青白く染まる。どの箇所も一様に青く塗りつぶされていて視界がぼやけてゆく。

「……」

 試しにソラは単純な魔力放出を行おうと右手を伸ばし――

「⁉︎ ソラさん!」

「!??」

 その手をハンスにキツく掴まれた。

「こんな場所で! 鉱山での魔力放出は厳禁です!」

「!――……ああ!」

 言葉の意味に合点がいくと彼女は慌てて魔術を解いた。

 山に女と魔術師を入れてはならない。この言葉は因習と実利、二つの視点が混ざって生まれた警句である。

 元来これは「山に女を入れてはならない」という言葉であった。魔族が蔓延っていた時代、山などの人気の無い場所は彼らの拠点となることが多く、そんな場所に女性一人で行くことは自殺に等しいとされていた。また魔族と関係なく、山には熊や猪といった獣害はもちろん遭難や地滑りといった自然災害の危険もある。今でこそ山は整備され、ハイキングなどレクリエーションで賑わっているものの……一部の山は禁足地とされ無闇に近づかないよう厳重に管理されている。

 この警句に魔術師の単語が追加されたのはごく最近である。

 今でこそ研究の側面がフィーチャーされている魔術であるが……元を糺せばこれは魔族と戦うための戦闘術である。優れた魔術師は身の丈十倍以上ある敵を粉砕する。そんな彼らにとって熊や猪はものの数に入らず、山が荒れようとも魔術で身を守ることだってできる。むしろ修行の一環として山籠りする魔術師も多い。通常の山であれば魔術師にとって恐るるに足らないのであるが……――

 あっぶなっ……――ソラは掴まれた腕を身が縮む思いで見つめている。

 どれだけ過酷な環境だろうと魔術師は魔術を巧みに操る事で適応できる。ところが相手が魔鉱石の鉱山となれば話は別である。

 一時期魔術師が突然消滅する事件が世間を賑わせた。多くは試作段階の魔術の実験に失敗したものだと断定され、平和な時代における魔術師の失敗談として人々の記憶から消える類の話だったのだが……事件の舞台が現在魔鉱石の鉱山として運営されているとなれば失敗談では済まない。

 魔鉱石は文字どおり魔力が込められた石である。今でこそ魔道具に装填され、一般人にも開放されつつあるが、魔力は魔術師の管轄にあることを忘れてはならない。石に秘められた魔力を用いる事で術者は魔術を何倍にも強化することが可能だ。三百年前の戦争で魔石や秘石と呼ばれたアイテムが戦局を左右した話は誰もが耳にしている。

 しかしながら、それは魔石を自身のコントロールに置いてある場合に限る。過ぎた力が身を滅ぼすのはどの時代も変わらない。後の捜査で彼らの「失敗」の原因が術式の不備や魔術の腕前ではなく、山に眠る魔鉱石からの突然の魔力供給と判明すると魔術師は鉱山から隔離される運びとなった。

「……」

「……」

 鉱山に入れるのは体内の魔力を完璧に操作できる二級以上に限られ、内部での魔術――とりわけ放出系のものは禁じられている。先ほどソラが点けようとした初歩的な光の魔法ですら鉱山という巨大な火薬を引火させかねないのだ。

「あ、あなた魔術師でしょう! なんて不用意な!」

「いや、ほんと……すみません……」

 捲し立てるハンスにソラはひたすら謝ることしかできない。それもそのはず少しの火遊びが人の命を奪いかねない。これがマキシム鉱山の良質な魔鉱石であれば山どころかその爆発は鉱山街全体に及ぶだろう。彼女たちの失敗は汚名として歴史に残ることもありうる。

「こんな初歩的な……あなたは一体どんな教育を……――」

 唐突にくずおれるハンス。

「⁉︎ ハンスさん!」

 咄嗟に受け止めるソラ。彼の体を横にすると彼女は救命処置を始める。

 ……これは――

 過ぎた力は身を滅ぼす。鉱山が恐ろしいのは魔術師に対する影響が、魔術への干渉に留まらないところにある。

 彼女はハンスの体に大量の魔力が溜まり、膨らみ続けている事に驚愕した。

 この現象を引き起こしたのはもちろん鉱山であり……ハンスの魔術師としての実力も原因となっている。

 魔術を発生させるためには大まかに術式と魔力の二つが必要となる。呪文や魔法陣が術式にあたり、これに魔力を乗せる事で初めて魔術が発動する。

 魔術師の初歩である三級魔術師は初めに魔力を発散させる術を習う。極端な話術式は魔剣や人形、魔道具という形でいくらでも用意がきく。しかしながら入れ物があっても肝心の動力がなければ魔術は意味を成さない。魔鉱石の存在がいかに革命的なのか、それは魔術の仕組みを理解すれば一目瞭然。

 アークは魔術師の地位向上のために魔力を持つ者に証明証を発行している。理論上、人口の一割が最低レベルの三級以上となり、これは就職に際しても資格の一つとして見られる。魔術に興味がなくとも「就職に有利になるなら」と証明書を発行する人間は多い。実社会におけるアークの影響力は狙いどおり高まっている。

 しかしながらこの制度には大きな欠陥がある。二級以上の資格を手に入れるためにはアーク所有の学院島で最低でも四年間の修行が必要であり、実力を認められた上での厳正な審査が待っている。それに対し、三級資格は町や村の出張所で魔力を持つことを証明するだけでいい。極端な話魔術が使えなくても、魔力があって将来魔術を学ぶ意志があるとみられれば資格を得ることができるのだ。

 もちろん就職に有利になるために資格を取ろうとする人間が真面目に魔術に打ち込むはずがない。基本的に三級の資格は魔力保有の証明書であり後半の部分は有名無実化している。アークとしても資格の普及・社会における魔術師の影響力向上が主目的なので学ぶ気が無い人間が増える事を黙認している。

 ところが就職先が鉱山となると話は変わってくる。

 ハンスの顔が青いのは普段から山師たちにドヤされている事だけが原因ではない――

「ハンスさん……ひょっとして、ができないんですか……?」

「……」

 ハンスは力無くうなづく。

 ハンスよりも屈強で、今すぐにでも採掘に励めるであろう整備士たちがなぜ工場で大人しく機械いじりをしているのか。ソラには長らく謎だったが、彼の容態を見て全てを悟る。

 魔力の許容量にはバラツキがあるものの、あまねく魔術師に限界は定められている。食べ過ぎと同じで魔力もまた過剰になると各種器官に機能不全を引き起こす。

 これは体だけを鍛えていても防げるものではない。魔力は人間の肉体エネルギーと精神エネルギーを混ぜ合わせる事で生まれる。力押しでなく、正しい制御法を学ばねば御しきれるものではないのだ。

 生まれながら魔力の器である魔術師へと鉱山の魔力は流れ込む。この現象に等級は関係ない。ソラも鉱山の魔力を感じているし、師との訓練で無意識でも体内の魔力が過剰にならないように今も調整している。そしてこれがハンスのような制御法を知らない人間となれば……鉱山の魔力にされるがまま。それを理解しているからこそ、この鉱山においても魔術師は作業員になれず、職場は整備工場に限られる。

 警句に魔術師が加わったのは各地で鉱山が本格的に稼働した時期と重なる。大方魔力を持った山師たちが山に挑んではダウンを繰り返してきたのだろう。その結果過去と現在の警句が融合を果たし、今では山師たちの重要なジンクスとして膾炙されるようになったのだった。

「普段はここまで酷くないんですけど……」

 現場監督という立場であるものの、ハンスが坑道に入ることは基本的にない。彼の仕事は工程管理が基本であり、入山するとしてもイレギュラーが発生し、営業上の決断を迫られる場面に限られる。彼が調査を渋ったのはソラという魔術師が入山することで発生する山師たちへの影響と……ペーパー魔術師である自分に悪影響が出ることを防ぐためだった。

 とはいえ彼女たちが立つ場所は坑道でも序の口と言っていい。周囲が整っているということはその場所は採掘済み、魔鉱石の影響はまだ控えめのはずだ。

「……⁉︎」

 ソラは魔眼鏡ルーペで整備された坑道と横穴を見比べた。常に魔力に包まれているせいか肌で魔力の濃淡を理解できなかったものの、可視化するとその差は激しい。坑道は少し青みがかっているだけで視界は良好。先ほどまでの塗りつぶしとは比較にならないほど澄んでいる。

「……!」

 ソラはリュックを下ろすと手早く準備を始めた。まずハンスに護符を持たせて余剰魔力を吸い上げる――

「リッキー!」

「♪」

 続いてリュックの中から三頭身のモグラのぬいぐるみを取り出した。

「ハンスさん、今からあなたを脱出させます。調査は私一人で続行します。一緒に出てきたところを見られたら都合が悪い。現場監督のあなた一人なら山師たちに見つかってもなんとかなるはず。いいですね」

「それはいいけど……脱出って――」

 ハンスは横目でぬいぐるみへと向く。

「!!!」

 モグラのぬいぐるみは山師と同じヘルメットにシャツ、オーバーオールを身につけており、ハンスの肩を叩くと「僕たちは同じ仲間だ。いいね?」とサムズアップでアピールをした。

「……えぇ……」

 リッキーは鉱山労働用の魔道具としてソラが開発したものであり、四〇センチという全長でありながら鉱山で行う労働であれば何にでも対応できる魔術式がふんだんに搭載されている。

「!」

「おっ――」

 怪力もその一つ。リッキーは片手で軽々ハンスを持ち上げると――

「!!!」

「あ!――」

 ソラに向かって空いた手で敬礼。その後すぐに出口に向かって猛ダッシュを始めた。

「ちょっ、待って早――」

「!!!!!!」

 ハンスの制止を聞かずに一直線。その素早さは人間のそれと遜色ない。柔らかくも屈強な足取りでリッキーはあっという間にソラの視界から消えてしまった。

「ふぅ〜ん……若干融通が利かないのが玉に傷と」

 リッキーの性能を実践の場で試したのは今回が初であり、ぬいぐるみが持つポテンシャルは十分。後は細かい改良を加えるだけだなと彼女は満足げにハンスを見送った。

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