用語集:り  (7件)

◆リーゼルタ  ◆場所/本拠地/拠点


そうせいより存在する、由緒ある魔法王国。

王位は世襲制ではなく、国民の中から魔力の最も強い女性が女王として即位する。


ただし、群を抜いて突出した魔術士が男性だった場合はその限りではなく、歴史上には数人ながら男性の王も居たことが記録されている。


王権に関しては権力の腐敗を防止するため、女王の存命にかかわらず、一定期間による自主的な退位義務が国法によって定められている。違反した場合の罰則も定められているが、現在まで一人の違反者も現れていない。


過去には、エルフ族以外との接触を避ける神樹の里・エンブロシアとの交流を持つ、唯一の国家だった。


特筆すべきは国土そのものが浮遊しており、世界各地を一定周期で移動し続けていることだろう。

国土浮遊の原理は正式には公表されていないものの、現在は〝禁呪〟として使用が制限されている風の精霊魔法・ティルトフレイトによるものであると推察されている。


また、リーゼルタ王立魔法学校の存在は広く知られており、ドレムレシス研究院やサンクトシア学府と並び、エリートの登竜門として世界中の〝子を持つ親たち〟の関心を集めている。国家の運営そのものが魔法学校を中心として捉えており、学術都市としての呼び声も高い。


その他、〝禁書〟を含む世界屈指の蔵書を誇る王立図書館も有名であり、ドレムレシスの〝記憶館〟と共に、世界中の学者が研究のために訪れている。



管理表記:LLYLZETA


初登場:第1章



――――――――


◆リーランド  ◆人物/魔王/英雄/人間族


そうせいのミストリアスにおいて、魔王として知られる人物。

かつてガルマニア帝国を制圧し、世界に対して戦いを挑もうと企んだものの、とつじょとして現れた勇者アインスによって討伐された。


その後リーランドの意志と記憶は、魔王の強大な力と共に〝らくいん〟としてのこり、後世まで受け継がれることとなった。このタイプ・リーランドの烙印は、魔王のなかでも暴君として知られているらしい。


しかしながら、当のガルマニアの歴史書においては魔王ではなく〝英雄〟としての記述がなされており、現在も〝戦神〟として、ガルマニアの人々からの尊敬と崇拝を受けている。



初登場:第2章



――――――――


◆リカレクト  ◆魔法/精霊魔法/土/付与


他者へカレクトの効果を付与する、リ系魔法の一種。

カレクトと同様に防御面での不安が軽減されるため、土の精霊魔法を扱えない仲間に掛けておくと戦闘の際の安心感が格段に上昇するだろう。


ただし、効果時間がそれほど長くはないことや、カレクトと同様に風の精霊魔法には弱いことなどから、くれぐれも過信は禁物。

気になる仲間のピンチを寸前で回避することでアピールするなど、常に発動のタイミングをうかがってみるのも良いかもしれない。



詠唱呪文:エルアイケイエルケイティ


初登場:第2章



――――――――


◆リけいほう  ◆魔法/世界観


付与魔法エンチャントに類する魔法群の総称。リフレイトなど。

その中でも、術者以外の他者に対し、魔法効果を付与するタイプのものを指す。


発動名に〝リ〟をかんすることからリ系魔法とも呼ばれるが、作中で使われることはない。また、レイリフォルスなど、一部の命名法則に例外があることも特徴的。



初登場:第1章



――――――――


◆リスティリア  ◆人物/精霊女王/精霊族


エルスの母。精霊たちを統べる、精霊女王。

ミストリアスのさいせいの際、大教主ミルセリアが自らのごんのうの一部を切り離すことで生み出された存在。

姿はミルセリアと同様の銀髪であり、幼い少女の外見をしている。


当初は通常の精霊と同じく実体を持たず、主に教会や神殿などに現れては〝命名の儀〟を取り仕切っていた。現在は彼女ではなく、ミルセリア大神殿直属の神殿騎士らによって立会いが行なわれている。


さいせいしんミストリアとも面識があり、おそらくは彼から何らかの奇跡を受け、現在の〝精霊族〟の姿になったと考えられる。



初登場:第1章



――――――――


◆リフレイト  ◆魔法/精霊魔法/風/付与


リ系魔法の一種。移動魔法フレイトの効果を他者へ付与することが出来る。

複数人を囲うことも可能なため、熟練の魔法使いならば運搬魔法マフレイトの代わりとしても使用可能。


風の結界の大きさや魔法の持続時間は術者の魔力に委ねられているが、かんじんの移動そのものは、掛けられた側が制御しなければならない。


そのため、魔法の制御に慣れていない者に対して不用意に使うと、場合によっては大惨事を招くことも。魔法に慣れていない小さな子供などを運ぶ際には、無理をさせずに運搬魔法マフレイトで一緒に連れていってあげよう。



詠唱呪文:エルアイエフエルアイティ


初登場:第1章



――――――――


◆リリィナ  ◆人物/ヒロイン/長老補佐/エルフ族


エルフ族の本拠地・神樹の里エンブロシアの長老補佐。

きんぱつへきがんに白いローブをまとっており、女神のごとく美しい容姿をもつ。

外見上は20代前半にしか見えないが、実年齢は220歳。


エルスとアリサにとっては幼少時からの姉のような存在。

しかしながらアリサに対しては優しいが、エルスには厳しく接する。


性格は基本的に穏やかだが、逆鱗に触れる際には相応の覚悟が必要。

かつてはアリサの祖父・ラシードと共に冒険者として活躍していた。


ラァテルの伯母にもあたる人物。

苦労人で、激務の日々に悩まされており、常に心労が尽きない。

現在はエルスたちの仲間として、ギルドメンバーの一員となっている。


ルゥランいわく、「リリィナの家系は血の気が多い」らしい。

このことから、そうせいにおいて活躍した〝ある人物〟の子孫なのではないかとも噂されている。



初登場:第1章



――――――――

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る