用語集:み  (6件)

◆ミーファ  ◆人物/ヒロイン/冒険者/王族/賞金稼ぎ/ドワーフ族


自称・正義の賞金稼ぎを名乗る冒険者。

ドワーフ族の本拠地である鉱山王国ドラムダの第三王女。

種族の特徴ゆえに幼く見えるが、アリサより年上の18歳。

長い金髪を白いリボンでツインテールにし、メイドの姿をしている。本人いわく、「正義のために正体を隠している」らしい。


アリサをも凌ぐ凄まじい怪力の持ち主で、身の丈以上の巨大な斧を振り回して戦う。斧には特殊なギミックが仕掛けられており、刃の部分が外れて遠距離の投射攻撃を行うことが可能。

いくつかの土の精霊魔法も扱え、魔法で自らを強化しての突撃を得意とするほか、仲間のサポートも臨機応変にこなす。


エルスたちと一時敵対したが、和解してからは彼らの仲間となった。思い込みの激しい性格で、自らを倒したエルスのことを「ご主人様」と呼び慕っている。


幼少時から書庫の本を読みあさっており、知識は豊富。

しかし読んだ本に偏りがあったのか、その知識や思想にはかなりの誤解や偏見が見受けられる。



初登場:第2章



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◆ミケル  ◆人物/孤児/人間族


アルティリア王都の孤児院で暮らしている孤児。12歳。

ベランツ、ナディアと共に頻繁に孤児院を抜け出しては、3人で冒険者の真似事をして遊んでいる。


3人の中では最も活発で、非常に行動力がある少年。

しかしながら怖がりな一面もあり、度胸の面においてはナディアに劣っていることも。


孤児院を抜け出し、異界迷宮ダンジョンに迷い込んだ際にエルスたちによって救助され、その際のアリサの戦いぶりに憧れと淡い恋心を抱く。

以後は彼女を目標とすべく、剣の特訓に励んでいるようだ。



初登場:第3章



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◆ミストリアス  ◆設定/場所/世界観


本作の舞台となる世界。

主にさいせい以降のものを指す。


そうせいのミストリアスは〝旧世界〟または〝植民世界〟、さいせいのミストリアスは〝新世界〟または〝真世界〟と呼び分けられることもある。

どちらも、後者の呼称は一般には知られておらず、ミルセリア大神殿などの一部の世界管理者のみにしか知らされていない。


かつては偉大なる古き神々によって何らかの目的を達成すべく創造され、同じ創造主の手によって大いなる闇の中へとかえされた。

その後、さいせいしんミストリアによって復活し、現在のミストリアスが誕生することとなった。



初登場:第1章



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◆ミュゼル  ◆魔法/精霊魔法/水/攻撃


水の精霊魔法の一種。初級の攻撃魔法。

術者の頭上に複数の水の泡を生み出し、泡は不規則な軌道を描きつつ対象へ着弾することで、着弾点の周囲を瞬時に凍結させる。

凍結後しばらくすると氷自らが砕け散り、受けた相手によっては、氷もろとも粉砕してしまう。


術者のコントロールによっては、氷結させずに高圧の水を浴びせかけるといった使用法も可能。広大な畑を持つ農家の中には、この魔法を用いて作物へ水をやる者も多い。その際には術の威力を極力抑えなければ作物を痛めてしまうため、調整にはかなりの熟練を要する。


この魔法によって生み出された水を飲むことも可能だが、味や水質は魔法を使った地域によって千差万別。特に魔物やしょうの多い場所の水は「とても飲めたものじゃない」らしい。


一部の魔術士には〝ミュゼルの名水〟として販売している者もいるが、採取場所については互いにとくとするのが暗黙のルールとなっている。



詠唱呪文:エムズィエル


初登場:第1章



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◆ミルセリア  ◆人物/大教主/精霊族


ミルセリア大神殿の最高指導者。

事実上、この世界において最も権力を持つ人物であり、世界各国に神殿騎士を配置している。


かつてそうせいの頃においては、そうせいしんミストリアの〝神の器アバター〟だった。その際、旧世界ミストリアスのしゅうえんを人々に伝えたことが、彼女の最後の仕事となった。


しかし、旧世界の消滅と共に創世神も消滅し、神としての記憶やごんのうは失われてしまった。現在は自身を〝虚の器〟と称している。


ギルド制度の全世界適用など、世界全体へ影響を及ぼす重要事項を伝える際、太陽ソルを介して自身の映像を投影すると共に〝せんたく〟を伝える役目を持つ。


しかしながら彼女の容姿は幼い女児そのものであり、彼女自身も名乗らないため、この映像の人物こそが〝大教主〟であると認識している者は少ない。

エルスと同じ銀髪であり、外見年齢は10歳前後にしか見えない。



初登場:第2章



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◆ミルセリア大神殿  ◆


世界最高の権力を持つ〝ミストリア正教〟の総本山。

さいせいのはじまりと共に復活し、当初はノインディア国内に存在していた。


しかし、ノインディアへの権力集中および影響力増大を危惧した周辺国による強い抗議により、サンクディア大陸近辺の離島に新たな大神殿を建立する形で移設された。


外観はミストリアスに暮らす多くの人類が想像する〝神殿〟の様式を模しており、内部は純白を基調に透明な魔水晶クリスタルや金細工による魔装飾オーナメントが施されている。


多くの聖職者が暮らす寝所の他、巡礼者が滞在するための宿泊所も用意されている。巨大な礼拝堂など、一般にも開放されているスペースも多い。


大神殿の最上階には大教主の玉座が存在する〝きょくじつ〟があり、通常は大神殿からの召喚を受けた者や、極刑を宣告されるべき大罪人のみが立ち入りを許可される。


そのため、大神殿への出頭を命じられることは名誉であると共に恐怖でもあり、〝ミルセリア大神殿〟の名は敬意と畏怖の対象となっている。



管理表記:MYLSELIA


初登場:第1章



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