◆命（めい）名（めい）の儀（ぎ）　　◆設定／世界観

ミストリアスの人類が最初に受けることになる、最も重要な儀式。

この世に生を受けた赤子は生後２度目の〝霧〟が出るまでに、最寄りの教会施設などで神殿騎士立会いの下（もと）、命名の儀を受ける必要がある。

この手順を踏まなかった場合、赤子はミストリアスに侵入した〝異常存在〟と認定されて消滅し、生まれた記録も、産んだ記憶も、すべてが〝なかったこと〟となってしまう。

名付けることの出来る名前にも条件があり、主に〝一度も使われたことのない名前〟が挙げられる。創（そう）生（せい）紀（き）を含め、ミストリアスには同名の人物は存在せず、名付けられた名は本人だけのものとなる。

そのため、重複を避けるために本名を長くしたり、血縁者内で同じ文字列――名字を含ませるなどといった工夫がなされている。

初登場：第３章

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◆メルギアス　　◆人物／冒険者／魔王

勇者ロイマンによって倒されたとされている魔王。

ハーフエルフ族の魔術士で、かつてはエルスの父・エルネストらとパーティを組み、冒険者として世界中を旅していた。

仲間の一人であったカレンという女性とは深い関係だったことが推察される。

パーティ解散後も単独で冒険者を続け、とある魔王を討伐したらしい。その際に、魔王の剣である〝魔剣ヴェルブレイズ〟を持ち帰っている。

１３年前、エルネストの息子であるエルスの誕生日を祝うためアルティリア王都を訪れた際、魔王として覚醒。エルネストら、かつての仲間たちを次々と手にかけ、エルスの家を破壊した。

初登場：第１章

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