用語集:さ行

用語集:さ・ざ(7件)

さいばんさん  ◆設定/文化/アイテム


有名な絵画のひとつ。

燃え上がる城を背景に、涙を流しながら決意に満ちた表情で〝勇者サンド〟をかじる男の顔が大きく描かれている。


この絵画が発見された当時「これこそが〝勇者サンド〟の由来なのでは?」といった憶測もなされたが、後年の調査によって「熱狂的な〝勇者サンド〟愛好家が趣味で描いた絵画」であったことが判明した。


その後、人物の部分を好き勝手に描き替えたパロディ作品が大量に生み出され、この絵画の名は一躍世界中に知れ渡ることとなった。

パロディにより多種多様な人物が描かれたが、〝勇者サンド〟だけはどの作品でも変わらず描かれており、〝勇者サンド〟への深いリスペクトや人気の高さがうかがえる。



初登場:第1章



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さいせい  ◆設定/世界観 


現在のミストリアスを指す言葉。または年号。

〝偉大なる古き神々〟の手によってそうせいのミストリアスが消滅した後、さいせいしんミストリアの手によって〝大いなる闇〟の中からの復活を果たした。


作中の舞台となる現代はさいせい2020年となっている。



初登場:第1章



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◆サイフォ  ◆魔法/精霊魔法/風/妨害


風の精霊魔法の一種。

対象の周囲の風の動きを止めることで一時的に空気の振動をなくし、呪文の詠唱を阻害する。

効果時間は短いものの、サイフォの呪文そのものも短いため、相手への牽制や土の魔法への対抗呪文としても非常に有用。


口喧嘩の際に使うという手もあるが、下手をすると殴り合いの喧嘩に発展してしまうケースも起こりうる。

試す際は、相手の実力をしっかりと見極めてからにしよう。



詠唱呪文:エスアイエフ


初登場:第1章



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◆ザイン  ◆人物/盗賊/自警団/魔術士/人間族


ファスティア自警団の魔術士。

荒くれだらけのファスティアの街においては珍しい、物腰柔らかな好青年。

風の精霊魔法を得意としていた。


ツリアンの出身で、貧しさに負けてランベルトスにて悪事に手を染めていた。

その後は改心し、ファスティアにて自警団へ入団したが、一度踏み込んでしまった悪事からは抜け出せず、汚れ仕事も続けざるをえなかった模様。

その後、〝はじまりの遺跡の異変〟を引き起こし、最終的には何者でもない異形となって消滅してしまった。


第3章にてエルスが彼の〝墓〟をカダンに手渡したことで、自警団員らによって改めて仲間として認められ、大いなる闇へと見送られた。



初登場:第1章



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◆ザグド  ◆人物/助手/執事/ゴブリン族


ゴブリン族の男性。種族の特徴として小柄で緑色の肌をしており、目が大きく、頭にはツノが生えた魔物のような姿をしている。

礼儀正しく紳士的な言動を心がけているが、育ちの悪さゆえか不自然な話し方をする。


ドミナの元で接客と助手をしていたが、エルスたちが〝ボルモンクの陰謀〟を阻止して以降は彼らの仲間に加わった。現在はランベルトスのギルドにて、執事長として日々を楽しく過ごしている。もちろんドミナの一番弟子として、彼女のサポートも行なっている。


頻繁に「イシシッ!」と笑うのが癖だが、相手をさげすんでいるわけではなく、これも種族としての特徴ゆえ。



初登場:第2章



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ばくエルフ  ◆人類/種族


厳密には種族ではなく、エルフ族の中でも砂漠に住んでいる者たちを指す言葉。

エルフ族は〝水と風〟の精霊魔法を扱う〝森林エルフ〟と、〝炎と土〟の精霊魔法を扱う〝砂漠エルフ〟に大別される。基本的に気性が荒く攻撃的である一方、礼節を重んじ武勇に優れる者が多い。黒髪の者が多く、やや赤みがかった肌が特徴的。

精霊魔法の他、独自に編み出したこうじゅつを得意とする。


森林エルフとは異なる文化・価値観を持ち、両者ともに積極的に関わろうとはしない。森林エルフ同様〝じょうじゅ〟を行なうことで、砂漠に拠点となるオアシスを発生させている。そのため、オアシスをけがす存在を部族への敵対者とみなし、徹底的に排除する。


一人の大族長と複数の族長から成るコミュニティを形成しており、森林エルフの〝評議会〟とは異なり上下の力関係が絶対視されている。また、森林エルフ族の大長老であるルゥランに対しては一定の敬意を払っているようだ。



初登場:第3章



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◆サラムナナ ◆場所/本拠地/拠点


アルディア大陸・ランベルトス南の砂漠地帯に存在する〝蜃気楼の街〟とも呼ばれる拠点。ラァテルの出身地。砂漠エルフたちの本拠地でもあり、かつては非常に排他的かつ敵対的な危険地帯とされていた。


大族長であるエピファネスの方針により、現在では広く旅人や冒険者を受け入れてはいるものの、そもそも辿たどくことが困難なことや、比較的穏やかになったとはいえ厳格さは未だ健在なため、好んで訪れる者は少ない。


ガルマニアとは長年の敵対関係にあったが、旧ガルマニア帝国が滅亡して以降は目立った動きは見せていない。また、ランベルトスの暗殺者ギルドとは友好関係にある。



管理表記:SALAAMNANA


初登場:第3章



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