用語集:こ・ご(6件)

こうつえ  ◆アイテム/どう/魔物


どうの一種。その名の通り、一般的な杖と同様の形状をしている。

通常のしょくばいとして用いられる他、杖に刻まれた特殊な紋様ルーンを起動させることにより、魔物をすことが可能。

元は戦争のために生み出された一種の爆弾であり、敵地にて起動させることで敵陣に混乱をもたらすことが目的だった。


その邪悪な性能により一時期は完全に姿を消していたものの、近年になって立て続けに発見されるようになった。また、それらの個体には何者かによって改造が施されており、人類そのものを魔物へと変貌させる機能までもが追加されていたようだ。



初登場:第1章



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こうつえへんたい   ◆魔物/どう/人類


なんかよくわからねェ、目玉が付いた杖みてェなヤツだ!

本当は魔物じゃなくてどうの一種なんだけどなッ!


周りに黒い霧――しょうを撒き散らして魔物をしたり、触手から魔物を出したりと、とにかく魔物を出しまくってきやがるぜ!


しかも、こいつは下手に触ると大変なことになッちまう。

それにデカイ目玉ににらまれると、変な力で弾き飛ばされて身動きできなくされちまうぜ。もう、こいつには二度と遭いたくねェな……。


剣で斬りつけても、武器の方が壊されちまッて効果がねェ。

ブッ壊すなら魔法一択だッ!



解説者:駆け出し冒険者・エルスさん


初登場:第1章



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◆ゴブリンぞく  ◆設定/人類/種族


ミストリアスに暮らす人類の一種。

ドワーフ族と魔族の間に誕生した者が、ゴブリン族としての生を受ける。


手先が非常に器用であり、特に錬金術の技能に秀でる。また、ゴブリン族は通常の生殖方法は行なえず、彼らにのみ許された錬金術の秘法を用いて数をやす。


ドワーフ族よりもさらに小柄で、全身が硬質な緑色の皮膚に覆われている。また、頭部にはつのが生え、一切の体毛が無い。

さらには大きな耳と大きな眼が特徴的で、口は大きく裂け、常に笑みを浮かべているようにも見える。口から空気が漏れ出るため、頻繁に「イシシシッ!」と、笑い声のような音を発する。


一般的な人類とはかけ離れた姿と、個人によっては不快にも感じられる口癖により、古くは迫害の対象となっていたことも。しかしながら、現代においてはそうした差別意識は払拭されており、世界各地にて分け隔てのない生活を送っている。


他人に取り入ることが得意な傾向にあり、技術職の助手や執事といった職業を好む。

ドラムダ鉱山の奥深くにクーシーズという本拠地を築いているが、積極的に外部に出たがる者が後を絶たない。



遺伝情報:DA/AD


初登場:第2章



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◆コボルド  ◆魔物/人型/獣人族


ボロい剣を持った犬みてェな頭の人間だなッ!

人間ッて言っても二本足で歩くッてだけで、れっきとした魔物だぜ。


戦い慣れた奴ならボロい剣ごと叩き斬れちまうくらい弱ェけど、こんな魔物でも街の人たちにとッては脅威だ。しっかり討伐しておかねェとなッ!


ちなみに、持ってる剣が折れたりした場合は爪とか牙で攻撃してくるぜ。

そっちの方が実は強いッて話だけど――大体その前に倒しちまうんで、滅多にそんなことにはならねェんじゃねェかな?



解説者:駆け出し冒険者・エルスさん


初登場:第1章



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◆ゴラム  ◆魔法/精霊魔法/土/攻撃


土の精霊魔法。床や地面から岩石の槍を無数に生やし、足元から敵を刺し貫く。

威力が高い反面、効果範囲が広すぎるために使いこなすには熟練を要する。そのため、初級魔法ながら好んで使用する者は少ない。


使う場面さえ見極めれば高い性能を得られるため、普段は武器を主体に戦う者が、敵に囲まれた際の切り札として習得しておくことも。



詠唱呪文:エルエム


初登場:第1章



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◆ゴレス  ◆人物/冒険者/盗賊/ブリガンド族


ジェイド率いる疾風の盗賊団シュトルメンドリッパーデンに所属していた男。名前は本編未登場。

ヒゲづらに頭頂部が禿げ上がった、いかにもゴロツキといったふうてい


対人戦に迷いを抱くエルスと対峙たいじし、彼の甘さや弱さを指摘した。

不意打ちによってアリサに深い怪我を負わせ、げきこうしたエルスによって倒された。エルスが戦闘によって殺害した、最初の人類。



初登場:第1章



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