用語集:け・げ(6件)

けいそう  ◆設定/場所/世界観


街や村といった〝きょてん〟以外の場所、その全般を指す言葉。

普段は頻繁に使用される機会はなく、単に〝街の外〟や〝フィールド〟といった呼称が用いられる。


魔物が多くはいかいしており、不用意に拠点から出ることは非常に危険が伴う。拠点の内部とは異なり、霧による建造物の修復効果を受けず、反対に霧の影響によって建物や設置物が劣化が促進されてしまうことも大きな特徴。


また、係争地における如何なる戦闘行為も自己責任となっており、たとえ窃盗や傷害・殺人に巻き込まれたとしても相手を罪に問うことは出来ず、その行為自体によって罰を受けることもない。そのため、場合によっては加害者に対して賞金を掛けることで、復讐を行なうことも多々ある。


戦闘とは縁遠い者にとっては大変危険なエリアであるため、街から街への移動など、係争地内を行き来する際には冒険者らに護衛を依頼するか、充分な戦闘訓練を積んだ後での立ち入りが原則となっている。



初登場:第3章



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けいたいバッグ  ◆アイテム/どう


どうの一種。

主に標準的なポーチの形状をしており、腰などの身体に身に着けた状態で使用する。


外見以上の容量の物品を収納することができ、内容物の重量を感じることもない。反面、食料品などの生物を由来とした物品を収納した場合、取り出した際に黒いちりとなって朽ち果ててしまう。


開口部さえ通れば何でも収納できるものの、その規格は〝神が定めた法と秩序〟によって厳格に定められているため、違法な携帯バッグを作成および使用した場合には厳罰に処されてしまう。


また、広く流通している品であるものの、作成している当の錬金術士たちも詳しい仕組みについては理解していない。


バッグ内部の空間は個人によって固定されているのか、他人のバッグを奪い取った場合においても、中身は自身の所有物しか入っていない。

そのため、もしも盗賊行為を働くのならば、相手の身体に装着されている状態でバッグを開く必要がある。



初登場:第1章



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◆ケイブワーム  ◆魔物/昆虫型/軟体型/ミミズ


洞窟に潜む、悪の巨大ミミズなのだ!

滅多に人が入らない洞窟では、太くて大きいミミズに育つのだ!


獲物をみつけると鋭い牙で襲ってきたり、巨体で押しつぶそうとしてくるのだ。

意外と素早いので、絶対に油断は禁物なのだ!


他にも口から岩石を発射したり、こっちの足場を崩してきたりと、悪知恵も働くのだ。


それに頭を切り落としてもしぶとく生きてることがあるのだ。

最後まで気を抜かず、くれぐれも注意するのだー!



解説者:ドラムダ王国・第三王女

    正義の賞金稼ぎ・ミーファさん


初登場:第2章



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けっかい  ◆設定/世界観


主にエルフ族と、その血族が使用する特殊技能。

自身のからだから魔力素マナを放出し、あらゆる攻撃を防御する。

結界の強度は本人の魔力素マナの量と魔力の強さに由来する。


身体的にぜいじゃくであるエルフ族が白兵戦においての不利をくつがえすために編み出した技能であり、呪文の詠唱などといった隙もなく、即座に展開することが可能。

ただし、魔力素マナの消耗は相当に激しく、自分以外の対象をまもることもできない。



初登場:第1章



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◆ケイン  ◆人物/自警団/ブリガンド族


カルミドとマイナの息子。ブリガンド族。

血気盛んな性格で、家業の農園を飛び出してファスティア自警団へと入団した。


その後、精鋭部隊として〝とある重要任務〟におもむいた。

しかし、何らかのトラブルによって部隊全員が帰還せず、彼も行方不明となってしまった。



初登場:第1章



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◆ゲルセイル  ◆人物/冒険者/魔人族


勇者ロイマンのパーティに所属する魔人族の青年。

暗く青みがかった肌に赤い髪で特徴で、頭には短い角が二本生えている。

非常に軽い性格で自分自身に酔いしれることが多く、頻繁になポーズを決めている。短気で粗暴な部分があり、熱しやすく冷めやすい。


魔人族の特徴ゆえか、少々聞き取りづらい口調で話す。

気温が低く、雪の残る高山地帯でも半裸に近い格好をしている。

乱暴な性格ではあるが、誰とでも打ち解けるのが早く、同じく魔族の血を引くラァテルには特に仲間意識がある様子。


同じパーティに所属するアイエルには好意を抱いているようで、暇さえあれば彼女を口説いている。しかしながら、いつも軽くあしらわれるのみで、まるで相手にはされていない。


商人ギルドの大盟主プレジデント・シュセンドの息子であり、クレオールの実の兄。

名前の由来は、投げ売り(投げる、販売セール)らしい。



初登場:第2章



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