用語集:か行

用語集:か・が(14件)

がいとう  ◆世界観/アイテム/設備


夜の街を照らす照明として設置されるりょくとうの一種。国や地域によって形状は様々だが、基本的に高い棒状の金属の頂点に魔水晶クリスタルめ込まれた形状をしている。


光をともす際には一つずつ手作業で照明魔法ソルクスける必要があり、そうせいの頃はしん使といった聖職者らの役割だった。


さいせいの現在では〝依頼〟として冒険者らの手によって明かりが灯されている場合が多い。この依頼は一部の冒険者の間では取り合いになるほどの人気を博しており、日々街中を駆け回る彼らに対し、感謝と親しみを込めて〝ともしランナー〟と呼称している。



初登場:第1章



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◆カダン  ◆人物/自警団/団長/人間族


ファスティア自警団の団長。

かなり暑苦しく、やや厚かましい性格ではあるが、ファスティアの街を心から愛しており、人々の安寧のために日々走り回っている。


少々間が抜けているが指揮能力は高く、部下からはしたわれている。

前団長が精鋭部隊を率い、極秘任務へ出発した際に団長代理となった。

その後、長らくの団長不在のため、団員からの推薦によって新たな団長として正式に選ばれた。


ニセルとは古い友人らしい。



初登場:第1章



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へい  ◆設定/アイテム/貨幣


ミストリアスにて広く用いられている通貨。

銅貨・銀貨・金貨の三種が存在し、順に価値が高くなる。

魔物を討伐することによって〝財布〟の中に蓄積される物質であり、特定の国家によって造幣されているわけではない。


銅・銀・金といった貴金属で構成されており、平坦な円形で刻印の類は記されていない。冒険者らによって充分な供給が維持されているため、それぞれの〝素材〟としても広く用いられている。


銅貨は錬金術やどうの素材として、銀貨は武器などの装備品や食器の原料として、金貨は調度品や宝飾品の材料として用いられる傾向にある。そのため戦争の発生などにより、それぞれの需要が爆発的に増した場合には貨幣価値が上下することもあり得るようだ。



初登場:第1章



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◆カラアゲ  ◆食物/生物/料理


ニワトリや魚などの肉に小麦粉などをまぶし、高温の油で揚げた料理。

特にツリアンのものが美味として知られ、ランベルトスなどでも広く食されるようになった。港町カルビヨンでは、魚を使ったものが人気。


その後はランベルトスの商人ギルドを通じて大々的に宣伝が成されたこともあり、あっという間にアルティリアやカルビヨンなどにも浸透することとなった。

今ではカラアゲは海を渡り、まさに羽ばたくが如く世界中で楽しまれている。



初登場:第2章



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◆カリウス  ◆人物/騎士/人間族


滅亡したガルマニア帝国の残党騎士。

騎士団の副団長も務めている。

滅亡から年月が経つにつれ、祖国奪還に燃える騎士らが減り続けていくことに憂いと不安を抱えていた。


〝帝都奪還作戦〟の開始後、なし崩し的にエルスたちに同行することとなった。

そしてエルスら傭兵たちの働きにより、ガルマニアを見事に奪還。

その後はトロントリアへと凱旋を果たすも、後に行方をくらませてしまった。



初登場:第3章



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◆ガルマニア  ◆場所/本拠地/拠点


アルディア大陸のほぼ中央に位置する国家。

そうせいの頃より存在しており、時の為政者によって王国・共和国・帝国と様々な政治形態を執ってきた。

現在は〝帝国〟として知られており、そうせいから数えると2度目の帝制となる。


ある重大な事件によって暗域に沈むも、エルスらの活躍によって70年ぶりに解放された。その後は総将軍インペラトルとなったユリウスにより、〝新生ガルマニア共和国〟としての復興が宣言された。



初登場:第2章



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◆ガルマニアてい  ◆場所/係争地/廃墟


滅亡したガルマニア帝国の首都だった場所。

70年前に陥落し、長年に渡って暗域による侵食を受けていた。


エルスらが参加した〝帝都奪還作戦〟によって長らくの封印を解かれ、内部への侵入に成功する。その中の様子は空間が捻じ曲がっていたこともあり、廃墟と呼ぶには程遠いほどの光景が広がっていた。


作戦成功後、暗域は消滅し無事に現実界へと回帰した。

その後は新生ガルマニア共和国の首都として、復興と再開発が進められている。



管理表記:GANMMANNIA



初登場:第2章



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◆ガルマリウス  ◆人物/皇帝/おう/人間族


ガルマニア帝国の皇帝。

70年前、アルディア大陸の覇権を握るべく過去の分岐世界から〝魔王〟の召喚を試みた。しかし、召喚そのものには成功したものの、望んだ結果が得られることはなかった。


その後も幾度も術を重ね掛けした結果、ガルマニアそのものが大量の空間が重なり合った〝暗域〟と化し、ついにはガルマリウス本人の心すらも歪ませてしまった。



初登場:第3章



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◆カルビヨン  ◆場所/拠点/港


アルディア大陸の西の玄関口。

元はアルティリア王国によって造成されたが、港の占有による王国の影響力増大を危惧したランベルトス、ならびに旧ガルマニア残党騎士団による介入により、中立都市として誕生するに至った。


現在は、町の漁師部隊〝デスアーミーぎょりょうだん〟による自治が行なわれている。

同団体は漁業のほか、海上保安ならびに定期船の運行管理も行なっており、トップである〝カシラ〟は一国の首長としての権限を持つ。


先代のカシラだったライアンなる人物は、あの〝勇者ロイマン〟の父親としても知られている。現在は加齢を理由に一線を退いており、後継者である弟子にカシラの座を譲っている。


主な産業は観光業。

食事は港で獲れた海鮮料理の他、異国の食材を使った珍味も楽しめる。

〝ろいまんまんじゅう〟なる菓子土産も人気。


第1章にて〝カルビヨン風海鮮サラダ〟として地名が登場した他、エルスたちが地図上でその位置を確認した。第2章にてジニアを送り届けるために街の入口までおもむくも、エルスたちは門前払いを受けるというにあった。



管理表記:KALVIYON



初登場:第1章



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◆カルビヨンふうかいせんサラダ  ◆食物/生物/料理


港町カルビヨンで広く親しまれている、サラダの一種。

酸味の効いたドレッシングやソースなどを掛けて食される。


平皿に薄く並べたレタスやタマネギといった生野菜の上に、生の魚肉や海藻類などが載っているのが特徴。カルビヨンにて食される場合は生の状態であるが、他の街で出される際には火を通したものが一般的。


そのため、本場カルビヨンにおいても客が要望することにより、加熱調理したものを快く提供してもらうことができる。



初登場:第1章



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◆カルミド  ◆人物/農家/戦士/ドワーフ族


ファスティアにて妻・マイナと共に農園を営むドワーフ族の男。

小柄ながらきんこつりゅうりゅうで、白髪と長いヒゲをたくわえている。農園の防衛のほか、戦士として斧を手に魔物討伐に出ることもある。


まだ30代後半だが、ドワーフ族の男性は外見の老化速度が早いために、年齢以上に老いて見られがち。話し方も外見相応だが、本人は老人扱いされることを嫌がっている。


土の精霊魔法を扱えるが、あまり魔法は得意ではない。

過去に、自警団と何らかのかくしつがあった模様。


現在はナナシを養子として引き取り、彼と共に畑を耕す生活を送っている。



初登場:第1章



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◆カレクト  ◆魔法/精霊魔法/土/付与


土の精霊魔法の一種。守護の魔法とも呼称される。

付与魔法エンチャントと呼ばれるカテゴリに分類され、こんじきに輝くオーラを鎧のように、術者の全身にまとわせる。

このオーラは結界に近い性質をもっており、ある程度の衝撃や斬撃といったダメージを吸収する効果がある。ただし、精霊魔法の相関関係上、風の魔法を受けると直ちに消失してしまう。


とりあえず掛けておくと〝いざという時〟の保険として有効なため、武器による肉弾戦を主体に戦う者の中には、土の精霊魔法を好む者も多い。

また、輝くオーラという性質を利用し、松明たいまつ照明魔法ソルクスの代用として使うもいるらしい。



詠唱呪文:ケイエルケイティ


初登場:第2章



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◆カレン  ◆人物/冒険者


エルスの父・エルネストらとパーティを組んでいた冒険者。

冒険の途中、霧の中で突如姿を消してしまったらしい。

魔王を倒し、勇者になることを夢見ていた。


仲間の一人であるメルギアスとは、深い仲であったと推察される。



初登場:第1章



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かんそくしゃのレンズ  ◆アイテム/魔道具/銘品


普段は目にすることのできない異空間などをることのできる、特殊などう。異空間は普段から身近に存在してはいるが、通常は目にすることができない。しかしながら、このレンズを通すことでそれらの形状や内部の様子を視覚することが可能となる。

誰にでも扱えるわけではなく、何らかの資格あるいは能力を必要とするようだ。


ただし、ることが可能なことと理解できることは同義ではなく、これを扱う者に相応の知識が無ければ、ただの宝の持ち腐れとなってしまう。



初登場:第3章



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