用語集:え  (10件)

◆エイチェル  ◆人物/王妃/ハーフエルフ族


アルティリア国王アルヴァスの妻であり、王妃。

ハーフエルフ族であるため年齢よりも若々しく、娘・アルティアナとは姉妹に見えてしまうほど。


夫と二人の子供を深く愛しており、娘が追放処分を受けた際には彼女の身を案じ、様々な手を尽くそうとした。



初登場:第3章



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古代人エインシャント  ◆人類/種族


人類の一種。主にそうせいにおいて、多く存在していたとされる。

そうせいの終了と共に姿を消し、さいせいのはじまりにも復活されることはなかった。


一説には〝偉大なる古き神々が地上へ降臨した姿〟とされており、〝神々の器〟とも称される。

容姿は人間族に近く、独自の文化や価値観・技術を持っている。

現在でも、彼らの遺した技術を元としたどうや料理などが多く存在している。


そうせいにおける世界の終了と共に消滅したとされているが、さいせいにおいても一定数が隠れるように生きながらえている。

現在のミストリアスにおいては異常な存在とされており、霧の中を長時間彷徨うと存在そのものが消滅してしまう。てんせいしゃとも称される。



遺伝情報:XX


初登場:第1章



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◆エルス  ◆人物/主人公/精霊族


本作の主人公。銀髪。20歳。

すべての精霊魔法が使用可能。第2章において闇魔法も習得した。

精霊の力を秘めており、特殊なアイテムを用いることで精霊の姿へと変身できる。しかし常人とは異なり、魔力をしょうもうしすぎると立つことすらできなくなってしまう。


幼い頃に父と家を失い、アリサと共に彼女の祖父・ラシードによって育てられた。

長年に渡って〝魔王〟を仇として追っていたが、自身の出自を知らされると共に、すでに仇は存在していないことも確信した。

現在はミストリアスの謎を追って世界を巡るべく、仲間たちと共に冒険を続けている。



初登場:第1章



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◆エルスネスト  ◆組織/団体


エルス率いる〝特命ギルド〟の名称。

由来はエルス自身の名と、彼の父・エルネストの名を足したもの。


〝ボルモンクの陰謀〟を解決したことにより、ランベルトスの商人ギルドから与えられた組織。主要メンバー以外にも多くの職員や錬金術士、鍛冶職人などが所属している。


大盟主プレジデントちょっかつの組織であるため財源は豊富ではあるが、主にドミナやクレオールらの働きによって充分な収入も確保されている。また、エルスたちが冒険者として稼いだ報酬の一部も、自主的に資金として納入されている。


主な事業はどうたいの施術、武具の製作、転送装置テレポーターなどの高等錬金術を必要とする機械の設置など。


大盟主プレジデントいわく、エルスネストそのものの宣伝効果も高いらしく、〝ランベルトスの新たな顔〟としても評価されているらしい。特にツリアン・ガルマニアと友好関係を築けているのは、エルスたちの功績によるものが大きい。


現在の主要メンバー:

エルス/アリサ/ニセル・マークスター/ミーファ/クレオール/ドミナ/ザグド/リリィナ/ラシード/アルティアナ/ユリウス/(計11名)



初登場:第3章



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◆エルネスト  ◆人物/冒険者/人間族


故人。エルスの父。かつてアーサーらと共に冒険の旅をしていた。

剣と魔法をバランスよく使いこなす武芸者だった。


冒険を終えたあとは息子・エルスと共に、親友・アーサーの故郷であるアルティリアに住んでいた。

王都では〝英雄〟として迎えられ、きんそく近くにある屋敷を与えられた。


リスティリアという女性と恋仲だったようだが、詳しくは不明。

13年前、魔王から幼いエルスを守り、戦死した。



初登場:第1章



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◆エルフぞく  ◆人類/種族


人類の一種。〝基本三種族〟の中では最も個体数が少ない。

非常に長命な種族であり、大長老であるルゥランは3000歳を超えているとも。


また、魔力素マナとの親和性に優れ、魔力素マナの保有量および魔力が最も高い。その反面、肉体的に非常にぜいじゃくであり、筋力が弱い。

人類で唯一、精霊魔法を風と水、または炎と土のいずれか二系統を操ることが可能。


種族の特徴として長く尖った耳と長身かつ容姿端麗であることが挙げられる。

神に近しい種族ともいわれており、それゆえか厳格かつプライドが高いことでも知られている。

外見年齢をある程度自由に変化させられるすべを持ち、実際の年齢にらず、若者の姿を保っている者が多い。


長命ゆえか独自の死生観を持ち、人生を終える際には自らの肉体を樹木と化す〝じょうじゅ〟を行う。それゆえか、樹木への敬愛が最も強く、自然を深く愛する傾向にある。


基本的に全員が高齢者ばかりなためか年齢による上下関係の概念が薄く、目上の者に対してもフランクに接する。


名前の一部に〝ァ〟〝ィ〟〝ゥ〟〝ェ〟〝ォ〟を組み込んで名付けられる。

そうせいにおいては〝マナリエン族〟とも呼ばれていた。



遺伝情報:MM


初登場:第1章



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◆エレムシュヴェルト  ◆アイテム/武器/片手剣/銘品


主に細身の銘剣エレムシュヴェルトと呼称される。

アリサの祖父でもあり、ドワーフの国の名匠として知られるラシード製作による細身剣。細身でありながら斬れ味と強度に優れ、美しさも備えていることから芸術品としても評価されている。


最も特筆すべきは魔法剣に特化した性能であり、歴代の名だたる冒険者たちに「これが無ければ魔法剣なんてゴミ」と言わしめたほど。魔法剣は強力であることは確かなのだが、発動中は魔力素マナしょうもうし続けるという大きな欠点がある。この剣は周囲の魔力素マナを効率よく取り込み、使用者の負担を格段に軽減することができる。


武器愛好家の愛読書である〝世界の銘武器図鑑〟にも紹介されており、世界に三本しか存在しないとされる。神殿騎士にも存在が認知されている〝めいひん〟であるため、万が一破損しても〝霧〟にばくすることによって修復される。



初登場:第1章



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◆エンギル  ◆魔法/光魔法/攻撃


攻撃用の光魔法。光の神による奇跡〝断罪〟を表している。

攻撃対象の周囲に複数のリング状の光の刃を生み出し、敵を斬り刻む。


魔物全般に対しては極めて殺傷力が高いが、光の神の加護を受けている〝人類〟に対してはまったく効果がない。相手がどのような悪人であっても、人の身で〝断罪〟を行えないという事実は、神による皮肉か戒めか。


威力やリングの数は術者の流す魔力によって、ある程度のコントロールが可能。



詠唱呪文:エヌアイエル



初登場:第1章



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付与魔法エンチャント  ◆設定/魔法/付与


主に術者本人や仲間などを〝強化〟するために掛ける魔法の総称。

単純にほうと呼ばれることも多い。


魔法剣や守護魔法カレクト移動魔法フレイトといったものが該当し、魔法による直接攻撃ではなく、武器や身体能力を強化することで戦局を有利へと導くことが期待できる。


身体強化という性質上、魔法の技術のみならず運動能力も必要とされるため、これを主体に戦う際には文武両面の鍛錬が不可欠となる。


また、不利を補うことで欠点を解消することや、前衛に立つ仲間を妨害することなく援護できるなど、その活用法は幅広い。



初登場:第2章



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◆エンブロシア  ◆場所/本拠地/拠点


エルフ族の本拠地。〝しんじゅさと〟とも称される。

現実界とは異なる異空間に存在しており、ミストリアス各地に点在する〝かくれ里〟から転移することで辿たどくことが可能。


神樹エンブロシアを中心とした街が形成されており、評議会・裁判所・大学といった施設も存在する。

国政のみならず、1人の大長老と12人の長老による評議会により、エルフ族全体が執るべき方針までもが取り決められている。


そうせいの頃より大長老はルゥランのままなのだが、評議会においての全会一致での決定により、彼が〝偉大なるエルフ族の大長老〟であることを絶対に明かしてはならない決まりとなっている。



管理表記:EPSLOXIA


初登場:第1章



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