2023-24 UEFAチャンピオンズリーグ決勝 ボルシア・ドルトムント 0-2 レアル・マドリード(2024/6/1)

最多優勝記録を15回に更新したレアル・マドリード。

リーガもだが、今季の王者に相応しい強さを見せつけた。


にしても、この強さは何なのだろう。

ドルトムントも勇敢な戦いで勝ちあがり、

この試合も前半終了まで主導権を握っていた。


しかし、勝ったのはレアルマドリー。


74分にカルバハル、83分にヴィニシウスが決め、残り時間で試合をクローズ。


タレントを揃えるだけで勝てる世界ではないとはいえ、

個々のタレントの勝負強さは並外れていた。


コーナーキックからカルバハルのヘッドも、

フリーでボールを受けたとはいえ確実に決めるヴィニシウスも、

タレントたちの有機的な繋がりが

これだけ感じられるチームはないだろう。


ちなみに試合後の選手のコメントでは、

コーナーは改善に向け練習していたというような趣旨の発言あり。

当たり前のように勝っているように見えて、

その裏、細部の詰めの甘さは微塵もないのだろう。


そういった諸々を含めての強さも勝利も、

モウリーニョが試合後コメントしていた通り、

「これがレアル・マドリードのDNA」だと。

言い得て妙である。


なお、

この試合で引退するクロースの去り際は感慨深かった。

モドリッチとの交代という粋な計らいを含めて。


そして、

自身のキャリアをレアルマドリーで終えると発言したアンチェロッティ。

記録を積み重ね続ける名将の残り少ない航海から、

今後も目が離せそうにない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る