第2話 揺れ動くクラス

「うっわ…何このクラス…再び思うわぁ。」

このクラスの有様を是非校長先生に見てもらいたい。男子共の騒ぎ具合やらリア充がイチャつく中私は普通に先生の授業を受けれるか、受けれない。

不可能より不可能なものである。授業サボりま商会だっけ…?通称サボりまは椅子やら机やらを取り囲み、サボりの間と名付け、そこで大声で喋りながらパソコンで遊び…もうこりゃぁ目に見えて地獄絵図である。

『えー…あのぉ聞いてますか?』の先生の声は四月には消えた。先生はもうガン無視をして授業をちゃんと受けている人に授業をしている…つまりはまぁ至って普通の無法地帯である。

「恋愛…か。」

椅子に座っている…その動作をしている人すらが少ない。黒色のシャーペンでペン回しをしながら、紫色のメガネの先生。通称ムラセンは甲高い声で理科の授業を進める。ごにゃごにゃと喋る雑音が甲高い声と混じり見事なハーモニックを奏でる。

「カンカンカン!!!サボりまの会長様のお通りぃ!!!!皆の者敬礼したまえぇ!!!」

新聞部の横澤は大声で号外と鉛筆で書かれたへなへな字の新聞をクラス中に撒き散らす。新聞の中身を見ると『会長様(中村様)はお手洗いに行かれます。土下座をする勢いで敬礼をしましょう。』

…くだらない。

私を含め三名以外が全員立ち、『いってらっしゃいませ。会長様!!!』と叫び、後ろについてくる社長・秘書はその様子を見て鼻で笑った。

その様子を横で見た私は上から目線で笑った。

「はぁ~治安。」

そう呟くころには星宮は誰かにときめいた。

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恋は角砂糖のように甘くて脆い。 ろいやる。 @Roiyaru_

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