神が死んだ
赤いもふもふ
神が死んだ
ふと視界の端で、廃神社の前に立つ老人が倒れた。
あわてて駆け寄ると、それはどうやら人ではないようだった。
「おお、最後になんとめずらしいことか」
重々しい声でそれは言った。
「そなたを呪おう、この機運にかけて」
それからほんの少し運が良くなった気がした。
あのあと、お礼を言おうと廃神社を訪れると、もうそこは平地にされていた。
あの時の彼がいないことが、ほんの少し寂しかったが、すぐに忘れた。
神が死んだ 赤いもふもふ @akaimohumohu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます