『まっちゃ売りの少女』 バトル8
『それは、どういう、いみですか?』
まっちゃ売りの少女が、聞き返しました。
しかし、ミサルは、直ぐには答えません。
『さあて、どういうわけかな。』
まっちゃ売りの少女は、計測を終わりました。
『これは、真珠ですね。手持ちのまっちゃ全部に、少し足りませんが、サービスで、全部お売りいたしますが。いかがでしょうか。』
ミサルは、これには、直ぐに答えました。
『ああ。そうして、おくれ。まっちゃ、なかなか手に入らなくてね。人類が、アホらしい戦争ばかりやるものだから。』
『あなたは、未来の人なら、この先のことも、ご存じなんですね。』
『まあね。でもね、過去の改変は、ルール違反だが、あなたがたが、未来を変えるのは、べつに、違反じゃない。』
すると、爆弾売りの少女が、言いました。
『でも、あなたは、過去から来たのではないですか? あの警察の人たちと一緒に。なら、未来を変えても構わないのでしょう。』
『ははははは。あなた、偉いね。まあ、そこらあたりの話は、いわゆる、秘密だ。人類は、秘密で成り立っているんだ。あんたたちの、仕入れだって、たぶん、そうだろう?』
ふたりは、またまた、顔を見合わせました。
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