『まっちゃ売りの少女』 バトル4


 爆弾売りの少女が、思わぬ行動に出ました。


 鞄の中から、超小型純粋核融合爆弾を三つとりだして、直列に連結させました。


 『みなさん、これは、超小型純粋核融合爆弾です。一個だと、一人を黒こげにし、周囲三メートル以内の人間を、放射性物質で、死に至らしめます。こうして、3個直列に繋ぐと、破壊力は格段に上がり、おうち一つ、吹っ飛ばします。10メートル以内にいるひとは、放射性障害で死亡します。』


 半辺太警部が、多少慌てたように右手を振りながら言います。


 『な、なんですか、それは。小型核爆弾? そんなもの、子供さんが持ってはだめですよ。』


 『この時代では、合法の範囲です。』


 『なんと、恐ろしい。我々は、切り裂きチャックが手にはいればそれでよい。きみ、この二人を見張りたまえ。我々が帰還したら、適当に、かえってきたまえ。』


 クレオパトラのような雰囲気で、非常に危ない姿の警官さんが答えました。


 『オーケー、ボス。バイバイ。』


 『よし。切り裂きチャックくん、きみは、連れて帰る。厳しい裁きが待っている。』


 『そりゃ、恐縮ですな。』


 半辺太警部と、その一団は、3人を残して、消えてしまった。のです。


 『さて、3人になれたわね。あたしは、ミサル。よろしく。』 


 『よろしく。って、なにをよろしく。ですか?』


 まっちゃ売りの少女が尋ねました。


 『あたしの目標は、あなた方だから。』


 『は?』


 『あたしだけは、未来人。あの、警官たちは、過去人。あなたがたからしたら、だけど。』


 まっちゃ売りの少女と、爆弾売りの少女は、また、互いをみあいました。



        ⚡😭💣 🍵


 



 

 

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