第23話 マイケル・マコーマック 《sideダイス》
ダイスは森林に挟まれた道から、心細く切り開かれた道へとハンドルをきった。高くそびえる針葉樹林の小道をうねうねと登り、時間の感覚がおかしくなりそうな暗さを進む。やがて開けた場所に辿り着いた。神のイタズラであるかのようにぽつねんと家屋がその場にある。ダイスは家の前で車を停めた。ポケットから煙草を取り出し、口に咥えた。ようやく地に足をつけて、ありつけた煙を肺深く吸い込んで吐き出す。染み渡る快感に舌を巻く。局長にもこの味を覚えさせてやりたくなる。奴めはストレスの発散が下手なのだ。少し肺を痛めつけるか、ストレスで胃に穴を空けるか、悩ましいところではあるが。
ダイスは車体に片肘を乗せ、寄りかかって物色するように家を眺めた。
この辺りの木材で作ったであろう道具小屋には、南京錠の鍵がかかっていて、手入れされた農具が入口に立てかけられている。畑を作ろうとして諦めたかのように傍の土が盛り上がっている。なにかの死骸が埋まってなければ、そうと推測できる。手入れがされていないのは明らかで、古びた農具もいつからここに並んでいるのか分からないほど雨風で錆が浮いている。
その小屋の前には黒いSUVが停められていて、家主が建物の中にいるのだとダイスは予想する。
どうしてこんな所に住んでいるのか……だが、分からなくもない。世界に疲れて距離をとるなら、海か山へ引っ込むのがセオリーだ。それだけで誰もがほっといてくれる。
この山の麓にあるガソリンスタンドでなけなしの十ドルを店主に掴ませた所、快く教えてくれた情報では、マイケル・マコーマックという人物は、黒人、現在四十八歳で独り身、世捨て人のような生活をしているらしかった。今は絵画を嗜んでいるらしく、これが人気を博し、今では食うには困らないほどらしい。ふと、自分が絵画を描くシーンを思い浮かべる。刑事の仕事をもうすぐ辞める人間にとっては他人事では無いのだ。
小屋の奥から平凡な日常の変化を察した男が出てくるのが見えたので、ダイスは歩み寄り声をかけた。
「やあ」
「おや? こんな所に人が来るとは珍しい事もあるもんだ。迷子にでもなりましたか?」
彼は大きな瞳で背の低いダイスを憐れむように見た。彼は二メートルはありそうな長身で、バスケットボール選手のような恵まれた手を差し伸べて笑顔を見せる。
ダイスはその手を握り、自分の手が子供の手なのかと錯覚する。
「あぁー、いや、ここにマイケル・マコーマックさんがいると聞いてね」
「わたしだが……いったいどんなご用かな?」
「十三年前の事件で、少々お聞きしたいことがあってね」
「……というと?」
「“血染め花のマリー事件”、それも、ジェイソン・ホープの解剖はあなたが担当なさったそうですね。そして、マリー・コールマン自身も」
マイケル・マコーマックは今までの人懐っこそうな瞳を逸らし、まるで聞きたくないと言ったような素振りを見せた。
「……すまないが、お引き取り願うよ。もうすぐ日が暮れる。これから夕飯の支度があるんだ」
そう言い、マイケルは小屋へと歩いて行く。
「マイケルさん、この近くには何か食べれる所はあるかい? 腹が減って死にそうなんだ」
「……十六キロ先に寂れたモーテルがある。ダイナーも傍にあるはずだ」
「そうかい? 弱ったな、今朝からなにも食べてなくてたどり着けないかもしれない。ここに来るのにも道に迷ったぐらいなんだ。また道に迷わないといいんだけど。もし迷子になってたら警察に連絡がいくと思う。俺がここに来たはずだと警察が大挙して来て、周辺を頭の悪い犬みたいに嗅ぎ回ると思うんだ。ここも騒がしくなってしまうな」
ダイスは車に手を突っ込み、助手席に置いてある安物のワインを取り出した。
「ああ、そうだ。これもあるんだ。ワインなんだが飲むかい? 俺が道に迷って熊にでも食べられるのを想像しながら味わうといいさ」
「……あんた、いい性格してるよ。リス肉は食べられるか? シチューを作ろうかと思うんだが」
「食べたことはないけど、興味はあるね」
「泊まっていくといい。だが、プライバシーには気を使ってくれ。こんな所に住んでるのには理由があるんだ」
***
小屋へと入ると、山小屋らしく二頭の鹿の頭の剥製が壁から覗いており、片方は立派な角をしているが片方はまだ小ぶりな角のままだ。その横には小ぶりな暖炉があって、その上には赤を基調とした螺旋のような絵が、絵の具を叩きつけたように描かれている。いかにも絵画好きな金持ち連中が深読みを楽しむかのような絵だとダイスは思う。小屋の片隅には絵を描く道具が並び、描きかけであろう立て掛けてある絵には白い布が布団のようにかけられたままだ。
木の板を敷いて脚をつけただけのような手作りのテーブル、それとキッチンスペースも簡素なもので、そこでも手作り感が伺える。まな板に置いたリスの首に、包丁を叩きつけているマイケルに声をかけた。
「いい小屋だ。この鹿の頭はあんたが仕留めたのかい? そこに立てかけてある猟銃で?」
ダイスが指さした先では二丁のライフル銃が壁に立て掛けられているのが見える。
「ああ、そうだ。この小屋は元々叔父さんのもので、死後引き取ってから住み始めた。仕事を辞めてからは手持ち無沙汰で始めたんだ。狩猟ってやつをね。叔父さんの猟銃はあったからな。そんな頃、何度も失敗しながら撃ったやつだ。仕留められた時は喜んだ。鹿の子供が傍にいたんだと知るまではね。貫いた弾で死んでいた。母親の傍からいつまでも離れなかったよ。そいつは。本当に後悔したよ。それからは、鹿肉だけは食べられないんだ。まあ、戒めみたいなもんだよ」
ダイスは小屋の中央で床に寝そべっている熊の毛皮のラグマットに目を向けた。
「……この寝てる熊も仕留めたのかい?」
「ハッハッハ、そいつは麓のハンターから高値で買ったんだよ。小物だが、この小さな小屋にはちょうどいいと思わないか?」
ダイスはクスリと笑う事で応じた。部屋を横切り、暖炉の上に並ぶ検視官の頃のマイケルと同僚が写っている写真立てを眺めた。どれも幸せそうに笑っているが、歳を重ねるごとに笑顔がなくなり、痩せ細っていくように見える。マイケル・マコーマックの素晴らしき人生の軌跡から目を外し、その上に飾られている例の赤い絵を見ながら言った。
「絵も描くのかい?」
「ああ、やってみると意外と楽しいものでね。今ではその趣味のおかげで収入にもなってるし、生活にも張りが出ているよ。やってみるといい」
「へぇ、そいつはいいな。なにかコツなんてものでもあるのかい?」
「……そうだな。心の奥底にある恐怖や怒りをキャンバスに叩きつければいい。後は……なにかを感じとった金持ちが気に入って買ってくれるさ」
ふたりは同時に笑った。アーティストらしく気取った態度ではなく、等身大の男として、ありのままでいる彼の事が嫌いではなくなってきていた。
***
ふたりはリスのシチューを食べながら世間ばなしに花を咲かせていた。
「ごちそうさま。いい腕だ、リスってのは美味いもんだね。それに一流店のシェフになってないのが不思議なぐらい、いい腕だよ」
「ハッハッハ、本当に面白い男だな、あんたは。そんなに褒めてくれるならレストランでも始めようか」
ダイスは彼の心のガードが十分にほぐれたのを見てとると、本題へと進む足がかりを探りにいった。
「そうかい? それなら、どうして検視官を辞めて、山に住み、鹿やリスの解剖をすることにしたんだい? どうして怒りや恐怖に塗れた絵なんて描くようになったんだ?」
マイケルがワインで綻んでいた顔を急激に凍らせていく。ワインの入ったグラスを手に椅子から立ち上がると、壁にある写真を眺め始めた。
「……あんたの事は嫌いじゃない。ほんとにね。だが、プライバシーには気を使ってくれと言ったはずだ」
「悪かった、忘れてくれ」
「……いや、やっぱりいいさ。わたしも誰かに話したいと思っていたんだ。それこそ心理カウンセラーにでもね。夢にも出てくるほどなんだ。だが……だが、誰にも話せなかった」
「なぜ?」
「……話した途端、頭の中身を疑われそうな内容なんだ」
「一流レストランの料理の代価と思えば、話しぐらいいくらでも聞くよ。マイケル」
マイケルは少し疲れたように薄く笑い、心の胸のつかえを探し始めると、煙草を取り出して火をつけた。一本差し出された煙草を受け取ったダイスは火で先っぽをちりちりと焼き、真似っ子するように煙を吐いた。しばらくの沈黙の後、椅子に深く腰掛けたマイケルが重い口を開いた。
「“血染め花のマリー”……わたしが検視官となって一年と五ヶ月といった所だった。初めの頃は、この平和すぎる街は暇を持て余すぐらいで、時々車に轢かれた鹿の遺体が運ばれてくるぐらいだったよ。手が空いてるだろう? ってな具合でね。実際そうだった。それぐらい平和だったんだ。そんな中、ある事件が起きた。わたしは喜んだよ。不謹慎だが、仕事が来たぞってね。待っている間、準備を入念にした。えらく平べったい遺体袋は到着したが、なぜか概要は言ってくれなかった。腕を試されてるんだと思ったよ。だが、勘違いだったと後で分かった。……なにが来たと思う?」
マイケルが答えを求めていない事を理解し、ダイスは肩を竦めて先を促した。
「……肉片だ」
「なんだって?」
マイケルはテーブルの中央にあるバケットに入っているパンを摘み、ぎゅっと握りつぶした。次に開いて見せ、手のひらに残っている丸い小さなパンの欠片をテーブルに転がした。それはビー玉より小さかった。マイケルは言った。
「こんな肉片さ。遺体袋の中にはナイロン袋があって、中に肉片が入っていた。それがふたつ。その家には赤ん坊が産まれたばかりで、夫婦ともども幸せに暮らしていたんだそうな。だが、見つかったのは血溜まりと……こんな小さな肉片がふたつだけ見つかったらしい。そんな事は知らないわたしは、その肉片の前でただただ立ち尽くしていた。最初は本当に困惑した。イタズラだと思ったんだ。これは鹿の睾丸で、解剖を始めれば誰かが出てきて、指を指して笑う。そんなイタズラだと思っていたんだ。遺体安置所の事務所には意地悪な上司がいてね。そいつの仕業だと思った。だから、ナイロン袋のまま、冷蔵庫に放り込んどいた。分からないとでも思ったのか? と、突き出してやろうと思った。……だが……」
ダイスはじっと嘘か本当か見抜くために見つめていた。だが、嘘の兆候は全くなかった。信じられないことに、今マイケルが話していることが本当なんだと思い知る。
マイケルの喉が渇いた音を立て、目がみるみる潤んでいくのが分かる。
「昼時になって、上司の奴の目の前に持っていき、デスクの上に置いた。そして言った」
マイケルはその当時に若返り、まるで過去の道化のように身振りを交えた。
「“やあ、こいつはなんの肉だい? 牛肉ならミディアムに、豚肉ならこんがり焼いて食わないか?”」
マイケルは自分でバカバカしくなり、苦しそうに笑い声を上げた。現実に戻ってきたその目からは、涙が零れ落ちる途中、服の袖で拭いとられる。
「けっきょく、それは、本当に人間の身体だった。肉片を細かく採取し、血液を搾り出した。その遺伝子配列を調べ、赤ん坊が産まれた病院に問い合わせて血液型データと比べたんだ。……一致したよ。小さな肉片はその赤ん坊たちそのものだった。親たちは見つかっていない。訳が分からなかった。今まで修得してきたものなんてなにも役に立たなかったんだ。そう……あの時までは」
マイケルは立ち上がり、暖炉の上の絵を見つめて言った。
「ジェイソン・ホープだ。君はそれを聞きに来たんだろう?」
ダイスは頷いて言う。
「マリー・コールマンの事はテレビ番組でもやってるぐらいだからな。そっちは分かっているんだが、彼のことは何も分からないんだ」
今度はマイケルが頷く。
「マリー・コールマンの方は概ねテレビのとおりだ。口を上下に裂かれ、舌が酷く腫れていた。その数日後に心臓発作で死んだよ。遺体はわたしが帰った後、盗難にあった。その日以来、事務所にいた上司が行方不明になっている。知っていたか?」
「いいや……」
ダイスは知っていたが、知らぬふりを決め込む。できるだけ喋らせた方がいいと判断する。未解決ファイルのひとつを思い出していく。“タッカー・オルソン”、遺体安置所所長。行方不明、五七歳……か。
「だろうさ。それだけでも異常だが、まだまだある。ジェイソン・ホープ、彼は……酷く捻れていた。不自然なほど。眼球はなかったし、身体の中にあるものは穴という穴から飛び出ていた。裂けた肛門と思われる場所からもだ」
マイケルはテーブルに並ぶケチャップを手に取り、握りつぶし捻った。赤い液体がぶちゅぶちゅと音を立ててテーブルに落ちていく。今度はなにも言わなかった。その目が物語る。
“こんな風に”。
マイケルの後ろには真っ赤に塗りつぶされた、螺旋のような捻れたものが描かれた絵がある。つまり、この絵がその時の彼の恐怖や怒りなのだと分かった。ダイスはずり落ちそうな尻を持ち直し、衣を正した。
口を開こうとしたダイスに先んじて彼は言った。
「……まだ、生きていた」
「……なんと言った?」
「まだ、あの子は、生きていたんだ。あの状態で、誰も確認なんてしなかったんだ。“生きているわけがない”と」
「彼は折れた首のまま、息を吹き返した。苦しそうにうめきながら“女の子……”と言ったんだ。そして、こと切れてしまった」
ふたりはそれ以上なにも言わず、煙草を吹かし、酒を注ぎあった。その儀式は酔い潰れて眠ってしまうまで続いた。貸してくれたソファーに身体を潜り込ませながらダイスは思う。
けっきょく、分かったのは悲惨な出来事と、マイケルの深い心の傷だけだった。唯一の手がかりはジェイソン・ホープの最後の言葉女の子だけだ。確かにあの事件で生き残ったマリー・コールマンは、確認されたのは血のついた足跡と、少女の存在を示す話しだけだ。当時の捜査ではその少女は“存在しない”と言う事になっている。故に、血染め花のマリー事件は“亡霊の仕業”と言われている。雲を掴むような話しだと、ダイスは思いながら夢の中へと落ちていった。
***
翌朝、マイケルが痛そうな頭を抱えながらダイスを車まで見送った。運転席の窓をこんこんと叩く。応じて開けると、彼はワインが入っていた箱を差し出してくる。
「これは?」
「これは、ジェイソンに供えられていた“花”だ」
“花?” まさかとは思うが……。
ダイスは箱をそっと開けてみた。中には二枚の写真が入っている。パソコンで調べ、出力された映像によく似たものを目にする。萎びて曲がってしまっているが、白い蜘蛛が脚を広げたような花。だが、不思議とその花は二色に分かれていた。花びらの半分は白、そして半分は赤い。
「これは証拠品の写しだ。当時、刑事たちに追求されたよ。これは証拠品ではなく、誰かが置いたんだと言われた。こちらもそんなものは持ち込めない規則になっているからと否定したし、搬送に関わった者たちも誰一人として知らないと言っていた。だから、証拠品としては使えないらしい。捨てられなくて今まで持っていたんだ。その半分赤いのは血だ」
赤い鮮血の中から引っ張りあげたような花が、アルミトレイの上に置かれている写真だ。
また“彼岸花”だ。だが、“白い彼岸花”があるとは思わなかった。
「この花には毒素が少しあって墓地のような土壌を好むんだ。だから敬遠されがちなんだが、白い彼岸花にはいい花言葉がある。“想うはあなたひとり”そして、“また会う日を楽しみに”……だ。遺体に添えられていたことを考えれば、どちらの意味合いを考えてもぞっとするだろ?」
たしかにそうだとダイスは唸り声を上げた。
「“赤い彼岸花”なら、花言葉はなんだ?」
「“あきらめ”、“独立”、“悲しき思い出”、それと“情熱”。だが、それらは全て死者へ向けての言葉なんだ」
「なぜなんだ?」
「“彼岸”ってのはこっちでいう所の地獄や天国、死者の国だ。そこへ向けてのメッセージってことは……分かるだろ?」
なるほど。だが、なぜ“白い彼岸花”なんだろうとダイスは思う。初めから“赤い彼岸花”であれば染める必要などないだろう。白いほうの花言葉、“また会う日を楽しみに”というメッセージを誰かに送ろうとしていると仮定する。それを赤く染めて悪い方の意味合いを持たせるとしたらどうだろう? それはひどく“孤独”で、“隔絶された心象”なのではないだろうか、と思う。
または花言葉を知らず、彼岸花の悪いイメージ、つまり、“
だとすれば、白い彼岸花を赤い彼岸花へ塗り潰したい人物がいるということ。“血染め花のマリー”か? それならば、ニュース
マイケルが手のひらに判子を押すようにぽんと叩いてみせる。
「ああ、そういえば、マリー・コールマンの解剖後にひとりの女性が尋ねて来たことがあった。名前は……名前は確か……アラバ……ああ、そうだ、うちの婆さんと同じ名前だ。“アルマ”、苗字は“アルバラード”」
***
ダイスはハンドルを握り、グネグネと意地悪く曲がった悪路を降り終えると、家路へと向かうことにした。一度家へと戻り、汚れた服を脱いでシャワー、それと熱いコーヒーを喉に流し込むことを求めていた。ダイスの中であるキーワードが延々と繰り返される。“アルバラード”だ。“白い彼岸花と赤い彼岸花”。“塗りつぶすものと塗りつぶされるもの”。“表と裏”。“光と影”。
助手席のシートに放りっぱなしの携帯電話が鳴り、画面に表示される名前がロブ・ハーディングだと教えてくれる。休職中のため、ちょうど、ロブに名前をクロス検索してもらいたかったので、その手間が省けた。
「ロブ、ちょうど電話しようと――」
「――ダイスさん! 良かった! どこにいるんです?」
興奮した様子のロブがまくし立てるように言い、一拍置いて冷静にさせるように促した。
「……落ち着くんだ。山の方に釣りにな」
「山に釣り? いったい何言ってるんです? そんなことより、電車事故があったのですが、被害にあったのは古びたフォード・レンジャーで、その車内を調べていたのですが、暴走車両の時と同じような細工の跡があったんです。これは偶然とは思えません。戻ってきてくれませんか?」
「……分かった。被害者の名前は?」
「ええと、“アルマ・アルバラード”です」
「――すぐに向かう!」
またしても“アルバラード”だ。ダイスはアクセルペダルを踏み込み、スピードをぐんぐんと上げる。
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